デレック ラーセン 個展 -古都信楽‐
2月18日(土)〜2月23日(木)
一昨年の春先のこと、旧知の内田鋼一さんから電話があり、知人の陶芸家を紹介したいという内容で、良い作品を作る人だから会っていただけないかということでした。その数日後、その陶芸家本人から連絡があり、銀座で面会することになりました。
学生時代に出会った日本の陶芸、特に中世の穴窯で焼かれた古信楽に強く惹かれ、日本文化を勉強するようになり、ついには穴窯を大学内に作ったという武勇伝を流暢な日本語で話すことに驚いたが、随分昔、私の陶語に熱心に耳を傾けていた京美人と結婚していることにさらに驚いた。
格別なご縁を感じつつ作品を拝見し、作品の密度を高めてから展覧会の話をしましょうとその日は解散。結果、このたびの展覧会開催となりました。
歴史ある古都・京都市右京区京北に穴窯を構えて作陶をするデレックさんの仕事をお手にとってご覧いただきたく存じます。
黒田佳雄
デレックさんの穴窯 (京都市右京区)
古都信楽片口
古都信楽皿 2種
デレック・ラーセン Derek Larsen
1975 アメリカ・カンザス生まれ
2000 カンザス大学卒業後、オーストラリアの大学へ
2008 来日。各地を巡り研修、奥三河に穴窯を作る
2010 陶芸の森 アーティストインレジデンスにて制作
2012 帰化。京都京北に穴窯を作り、制作を始める
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