黒田辰秋旧蔵 石黒宗麿 粉引茶碗のこと
石黒宗麿(1893~1968) 粉引茶碗 黒田丈二箱
黒田辰秋・旧蔵品 w12.2×h8.2㎝
石黒宗麿先生の粉引茶碗で、柔らかな肌を持ち、微細な貫入で覆われて、まことに美的で魅入られる茶碗である。
一見すると、古い茶碗のように見えるが、高台内には、小さな宗麿印がはっきりと押してある。
この上質な宗麿の茶碗は、黒田辰秋先生が大切に愛蔵し普段にお使いになっていたものだという。
粉引の雨漏りとは古来、お茶人が茶碗のあじわいの妙を言い表していた言葉であるが、これはその雨漏りも美しい。
辰秋は、根を詰める仕事の手を休めては、11歳目上の宗麿を慕い、この茶碗で一服し英気を養ったであろう。
同じく作り手であり、ともに京都を活動の場とし同じグループに属したお二人の交遊を思い浮かべ、一服したいものである。
黒田辰秋の家督を継いだ黒田丈二氏の箱書で、石黒宗麿作 辰秋蔵 丈二識と箱書があります。
一見すると古陶磁に見えてしまいます。高台内に「宗麿」印が刻まれています。
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