益田鈍翁 水指/茶碗 出口直日 備前茶入[金重陶陽・焼成]
-特別展- 数寄者の茶陶
6月1日(日)~6月26日(木)
熱心な茶の湯の愛好者であり、秀逸な茶道具の蒐集をする人々のことをさして、数寄者(すきしゃ)と称されています。明治末期以降、情勢の変化にともない旧大名家・華族・財閥家の蔵が開かれ名品が世に放出されることになりました。大正時代になり、大戦後の好景気も手伝って、時の素封家らは名器名品の蒐集に大金をつぎ込むようになり、茶会を催しては、コレクションを披露し、その美意識やステイタスを競い合っていました。そして、そうした人々の中に作陶を嗜む文化が生まれます。自邸に窯を築き、陶工を招きよせ専属させ、自らの美意識を注ぎ込んだ作品を思いのままに作りました。
今展は、そのような数寄者たちが作った作品の内、特に茶の湯道具を中心に構成いたします。
桃山時代の名陶 »
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