桃山時代の酒器
温故 - 古陶の酒器
12月2日(火)〜12月26日(金)
一年の締めくくりといたしまして、古陶の酒器を特集展示させていただきます。
ご承知のとおり、骨董・古陶磁の酒器は、もともとは、他の用途のために作られていたものがほとんどであり、後世の人々が酒を愉しむために転用してきたものです。
いわゆる「見立て」と呼ばれるものですが、酒器に関しては、さも昔より徳利やぐい呑として
生れてきたかの如くの顔をしているものが多く認められます。
先人の、やきものに対する深い愛情が、「見立て」を超えて、新しい美を作り出した結果が
古陶の酒器なのかもしれません。
ご高覧いただけましたら幸いに存じます。
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