鈴木 治 泥像(部分)
1970年代のオブジェ展
4月16日(土)〜4月21日(木)
八木一夫 猫壷 / 辻 晋堂 カラカサノオバケ
このたび黒田陶苑では、1970年代のオブジェを中心にした展覧会を開催いたします。
戦後の現代陶芸の黄金期と呼ばれる1970年代には、京都を中心にそれまでの陶芸とは趣を異にする革新的な作風を試みるムーブメントが生れました。それは、八木一夫が率いる走泥社の活動が世に認められ、その潮流に追随するかたちで起こったものでした。
今回の展覧会では、八木一夫らに少なからず影響を及ぼした彫刻家・辻 晋堂の陶彫作品を交えて、60年代後期から70年代に制作されたオブジェ陶と呼ばれた作品を特集し展観いたします。
御高覧くださいましたら幸いに存じます。
鈴木 治 泥像 1960年代後期
辻 晋堂 Shindo Tsuji
1910 鳥取県伯耆町に生れる
1931 上京。彫刻(木彫)作品の制作を始める
1942 日本美術院同人に推挙される
1955 京都市立芸術大学彫刻科教授に就任
1981 逝去(71歳)
八木一夫 Kazuo Yagi
1918 京都市東山に生れる
1931 京都市立美術工芸学校彫刻科に入学
1948 走泥社を結成
1971 京都市立芸術大学陶芸科教授に就任
1979 逝去(享年60歳)
鈴木 治 Osamu Suzuki
1926 京都市東山に生れる
1948 走泥社に参加
1979 京都市立芸術大学陶芸科教授に就任
1992 京都市立芸術大学陶芸科教授を退官
2001 逝去(享年75歳)
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