藤吉憲典個展 -肥前磁器の美-
7月14日(土)〜 7月19日(木)
このたび黒田陶苑では、藤吉憲典さんの個展を開催いたします。
藤吉さんは、江戸時代に大きく花開いた肥前磁器(有田焼・伊万里焼)の技法技術を深く研究し、手仕事を重視した作品制作で注目を浴びる作家です。陶磁器デザイナーの仕事で培った絵心を作品に取り込み生かし、研究を重ねた伝統技法と協調させ、今までに無い新しくて美しいうつわを作り続けています。
今回の個展では、染付と染錦の作品うつわ100点の新作を展観いたします。
ぜひ、ご高覧くださいますようご案内申しあげます。
染付六寸皿
染錦酒器 + 染付小皿
私の作陶
分業があたりまえの磁器の世界で、形づくりも絵付けもすべて一人で行っております。一人で作るからこそ実現できる、全体としての調和した美しさがあると思っています。身の周りにある自然の美しさや古いものからインスピレーションをもらっています。歴史や基本を大切にしてこそ新しい文化が生まれると考えています。
肥前磁器の伝統工芸技術・文化を現代に生かし後世につなげる仕事をしてゆきたいと願っています。 藤吉憲典
藤吉憲典 ふじよしけんすけ
1966 熊本に生まれ、佐賀・嬉野で育つ
1984 上京。グラフィックデザインの仕事を始める
1989 佐賀に戻り、有田焼の窯元で商品開発に携わる
1997 工房「花祭窯」を起業し、独立自営を始める
2012 福岡・福津に移り、現在に至る
2018 黒田陶苑第2回個展
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