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−うつわの目利きが選んだ銀座の逸品

前田正博　色茶碗 [itsuwan_mm01]

東京六本木に工房を構える都会派陶芸家の前田正博先生。
「色」とはいわゆる色絵のことで、前田先生の作品はすべて色絵磁器です。
色絵磁器といえば、白い白磁をベースにその白色を活かし五色程度の色絵で絵柄を描いていくというのが一般的ですが、前田先生の作品には、白い部分がまったくありません。敢えて余白の白色部分を残さず、器面全体に色絵を施すのが特徴になっています。
前田正博の個性は色絵磁器の概念を変えてしまいました。
外側には塗り重ねた黒色、内側には金彩を施しており、重厚な趣きを醸し出しています。

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前田正博　Masahiro Maeda

1948年
京都府久美浜町に生まれる
1975年
東京藝術大学大学院工芸科陶芸専攻修了
1992年
日本の陶芸「今」100選展出品
2005年
川崎から東京六本木に工房を移す
2008年
智美術館大賞 現代の茶陶展優秀賞受賞(菊池寛実記念智美術館)
2009年
日本伝統工芸展日本工芸会総裁賞受賞
2010年
岡田茂吉賞MOA美術館賞受賞
2017年
伝統文化ポーラ賞優秀賞受賞（ポ―ラ伝統文化振興財団）