曜変天目の美
桶谷 寧さんの曜変天目茶碗を掌に乗せれば、惹きこまれて見えてくるものは、ヤキモノの神秘。
光を受け輝いている虹彩や大小さまざまに変化する班文、銀河のような筋状は、まさに奇跡の美としかいいようがない。
あのガラス越しの国宝の輝きを手にすることなど夢にも思わなかった。
まるで宇宙を掌にもてあそぶがごとし。
ひと時、惹きこまれ、宇宙の果てまでを想像して、時間と空間を超越する旅にでよう。
« 前の記事:藤平 伸 宝塔香... を読む
次の記事:岡部嶺男 絵... を読む »