陶心陶語

1950年のバッチ

 

今から70年前の昭和25年ころ。西暦ですと1950年頃のことです。大昔の話なので、信じていただける方は多くないと思いますが、私どもの社章バッチとして、当時の主人以下店員全員が襟元に使用していたものがこの画像に写るものです。
当時まだ若かった、のちの人間国宝の金工家・内藤四郎さんにお願いして制作したもので、貴金属での限定制作をお願いしたものです。
さきごろ、ある美術館さまから故内藤四郎先生について、弊社との所縁などいろいろなお尋ねがあり、この社章バッチのことを思い出して黒田陶苑文庫から探しだしてみたところです。
あらためてこのバッチを拝見しますと、はるかな時代の勢いを感じ、あやかりたくも、現代に復活してみることにいたしました。

 

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