北大路魯山人 染付波涛文盃のこと
北大路魯山人 染付波涛文盃のこと
春先のことでしたが美術市場に魯山人先生の酒盃が出てきました。
北大路魯山人のぐい呑が市場に現れるのは特別なことではなく、かえって他の作家のものより頻繁に取り引きされる存在になっています。
北大路魯山人(1883~1959) 染付波涛文盃
1930年作 w5.6×h3.2㎝ 黒田陶々庵箱
しかし、今回ご紹介するぐい呑は、魯山人の作陶の初期に制作された一品で、昭和5(1930)年に行われた新作展パンフレットに同手のものが掲載されていることから、同じ時期に制作されたものと考えております。
当時作られた桐箱は箱書きも無く経年劣化もあるため、このままの状態でご縁を繋ぐには躊躇いを感じ、分散もまたご縁と想い、一つづつの桐箱を新調することにし、さらに名器ゆえに仕覆も誂えることにいたしました。
柔らかい光沢を湛えた白磁に淡く優しい染付で波涛文を描いた魯山人のとても上質な酒盃の一品です。
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