本日の一品

Jyozo Kagoshima

鹿児島壽蔵 宝玉捧持童子

h13.8×w12.2cm 1976年 共箱

鹿児島壽蔵 宝玉捧持童子

 

人形の人間国宝・鹿児島壽蔵先生の紙塑 金砂子貼装の作品です。
紙塑とは、鹿児島先生が創作した技法・技術で、紙を漉くところから作家自らが行い、その和紙を用いて塑像するというものです。
この作品は、紙塑で造形したのちに、自ら漉いた和紙を張りこみ、その上に金砂子を荘厳、さらに細い組紐を作り、髪の表現にしているたいへんに手の込んだものになっています。

福々しい童子が、玉を捧げ持ち座す姿のこの作品は、鹿児島先生の作品の中でも異色を誇ります。
人形の親しみやすさと厳しい造形性が共存する鹿児島壽蔵渾身の逸品です。

 


 作品一覧に戻る


※  価格等、この作品について詳しい情報をお知りになりたい方は、メールでお願いいたします。   
メールはこちら ⇒ MAIL
【 作品番号 : 602 】


鹿児島壽蔵 | Jyuzo Kagoshima

1898
福岡県福岡市に生まれる
1913
博多人形制作に従事する
1932
紙塑人形の制作を開始
1933
日本紙塑藝術研究所を創設
1936
帝展に入選
1961
重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される
1982
逝去(享年84歳)


Instagram
Facebook
Twitter
www.kurodatouen.com

作品お問い合わせ番号 : #602

お気軽にメールでお問い合わせくださいませ。  お問い合わせ