Kawai Kanjiro
河井寛次郎 三色扁壺
w22.8☓d11.7×h24.0cm 1960年代 共箱
作品お問い合わせ番号 : #653
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【 作品の説明 】 昭和初期の芸術運動「民藝」の初期メンバーとして活躍し、戦後は独自の創作活動をし、個性的な作品を多く残した河井寛次郎先生。 この作品は、最晩年時期に制作された代表作として知られる[三色]シリーズの扁壺です。 面で構成されたこの形状の扁壷は、前後に大きな平面をもつため、装飾や模様をつける画面となるため、河井はこの形状を好み、さまざまな作品を残しました。 通常、河井は信楽の上質な陶土を用いて作陶しますが、このタイプの[三色]は、京都市内から採掘した粗土を混ぜる試みをしました。それにより、器面全体に粒々とした陶土の表情が現れ、三色の色調をさらに強調することに成功しています。赤・緑・黒の三色の色釉を大胆に柄杓掛けた意匠は、当時、アメリカで流行し始めたアクションペインティングをヒントに取り入れています。 民藝の性質上、同じ作品を複数制作していますが、登り窯で焼成するため、個体差が現れます。 この作品は、三色の各色の発色が完璧で、さらに焼き色や焦げ色も理想的な調子に仕上がった一品です。
【 略歴 】 河井寛次郎 | Kanjiro Kawai 1890 島根県安来市に生まれる 1914 東京高等工業学校窯業科卒業 京都市陶磁器試験場へ入所 1920 京都五条坂で制作活動を開始・工房名を[鐘渓窯]とする 中国や韓国の古陶磁を参考にした作品を制作 1922 東京での個展が好評を博し名声が高まる 1924 スリップウエアに感激し作風が変化する 1926 柳宗悦・濱田庄司らと民藝運動を起こす 簡素な形にオリジナル図案を施した作品を制作 1937 京都五条坂に自宅兼工房を新築(現・河井寛次郎記念館) パリ万国博でグランプリを受賞 1949 [筒描]など創作的な作品の制作が始まる 1954 [打薬]・[泥刷毛目]の技法を始める 1956 人間国宝への打診を固辞・芸術員会員への推薦を辞退 1959 [貼文]の技法を始める 木彫[面]を制作する 1961 粗土を用いた[三色打薬]・[彩]が完成する 白土を用いた[緑]の技法を始める 1966 逝去 (享年76歳)
銀座 黒田陶苑 本店 東京都中央区銀座7-8-17-5F 虎屋銀座ビル5階 11:00-18:30 毎週月曜日・定休 TEL.03-3571-3223
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