Jyuzo Kagoshima
鹿児島壽蔵 陶胎人形「あすか乃風」
h25.5×w12.1cm 共箱 Sold
1973年に制作された鹿児島壽蔵先生の高度な技術を凝縮させた作品。
 繊細精緻な技が冴え、色彩感覚が特に優れた [ 陶胎染色和紙金砂子装 ] の婦人像です。
陶土で塑像し焼成して陶胎を作り、その上に、手漉きした和紙に彩色したものを多層に貼り込み、最後に金砂子で荘厳するという技法で制作された逸品になっています。
 人間国宝 鹿児島壽蔵 人形作品集所載(朝日新聞社刊・1977年)
万葉集の志貴皇子の短歌に
 「采女の袖吹きかへす 明日香風 都を遠み いたづらに吹く」があります。
 采女は諸国から宮中に仕えた女性で、容姿端麗でなければいけなかった。
 これは、その美しい采女をモチーフにした作品でありましょう。
美しい名品です。
鹿児島壽蔵 かごしまじゅぞう
 
 1898 福岡県福岡市生まれ
 1913 博多人形制作に従事する
 1932 紙塑人形の制作を開始
 1933 日本紙塑藝術研究所を創設
 1936 帝展に入選
 1961 重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される
 1982 逝去(享年84歳)
作品お問い合わせ番号 : Sold
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