Muan Nakazato
中里無庵 唐津ぐい呑
h4.5×w6.5cm 1963年 共箱 Sold
中里無庵が十二代太郎衛門を名乗っていた最後期の作品です。高台脇に「タ」の彫名があります。
この作品は、現代の(その後の)唐津焼の教科書と云っても過言ではない。西岡小十やその他の人々を指導した功績は絶大である。
無庵を名乗ってからは畏まった上品な味わいをみせるようになるので、この作品は無庵の真の姿ではないでしょうか。唐津のエッセンスを存分に詰め込んだぐい呑でございます。
中里無庵 なかざとむあん
1895 佐賀県唐津市生まれ(11代中里太郎衛門の次男)
1914 家業に従事。桃山時代の古唐津の技法などの研究を始める
1927 12代中里太郎衛門を襲名
1966 紫綬褒章を受章
1969 勲四等瑞宝章を受章
京都大徳寺で得度し法名・宗白を授かり、号・無庵を名乗る
家督を長男に譲る
1976 重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される
1985 逝去(享年89歳)
作品お問い合わせ番号 : Sold
お気軽にメールでお問い合わせくださいませ。 お問い合わせ