Yutaka Kondo
近藤 豊 粉華瓶
h30.3×w22.1cm 1980年 共箱 Sold
染付技法の人間国宝・近藤悠三の長男として生まれ、父・悠三の制作の手助けをしながらも、独自の作風を展開した近藤豊。
京都藝大では後進の指導にあたり、結果的に優秀な陶芸家を多く輩出した功績は高い評価に値する事実です。
伝統的な技法を熟知しつつ、常に現代的な感覚を取り入れていた近藤豊は、戦後の京都陶芸の発展に大きく寄与し、伝統的な風土を持つ京都にあって、今までにないものを創造する陶芸風土を作り上げてゆきました。
自身は、父・悠三の石ものの作風に一切触れずに、三島印華・墨流し・粉引などの技法でもって土ものを中心に現代性を求め試行錯誤を重ねて、黒地に白の三島印文の作風「粉華」を完成しました。粉引と印華を組み合わせたことから「粉華」と名付け、結果的に近藤豊の代表的作品として後世に高く評価されています。
この作品は、晩年期の代表作「粉華」の花瓶です。古備前の舟徳利からヒントを得た尻張・口細の美しいフォルムは、現代的な白黒の文様と融合し、古今の調和が美しい作品になっています。
早世ゆえ作品に希少性がありますが、このほどご縁をいただき、久しぶりに大きな作品をご紹介することができました。
近藤 豊 こんどうゆたか
1932 京都市東山清水に生まれる
人間国宝・近藤悠三の長男
1955 京都市立美術大学工芸科陶磁器卒業
1957 京都市立美術大学専攻科修了
富本憲吉に師事
1961 京都市立美術大学工芸科助手
1962 アメリカ・インディアナ州立大学講師就任
1971 京都市立美術大学助教授就任のちに教授
1978 日本伝統工芸展奨励賞受賞
1983 逝去(享年50歳)
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