Sozan Kaneshige
金重素山 伊部愚意呑
W8.3×D7.4×H4.3cm 1990年代 共箱 [Sold]
備前焼の人間国宝の金重陶陽を兄に持ち、備前焼の巨匠として君臨していた金重素山。電気窯を使って備前焼を作るなど伝統を打ち破る革新的な活動をした作家でもありました。
この作品は、金重素山の最晩年に制作された酒器です。重厚な窯変の焼き上がりは、素山の特徴を表しており、とても良い出来上がりです。
作品名の伊部とは、いんべと読み、素山が晩年に工房を構えた備前市伊部の地名からとったものであり、かつ古来から特別な呼び名としてあった「伊部焼」を意識したものです。
愚意呑とは、ぐいのみと読み、晩年に出来上がりの良い酒器にこの名をつけていました。
他には見かけることがない、大振りで焼上がりも良く、素山備前の魅力が満載されたぐい呑です。
高台内に手印サインがあります。
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金重素山 | Sozan Kaneshige
1909
岡山県備前市に生まれる
1927
家業に従事し作陶を始める
1951
京都亀岡に移る
1953
亀岡で粉引・錬込等の作品を制作
1964
岡山市円山に移り、登窯[円山窯]を築窯
1966
電気窯による備前緋襷が完成
1983
岡山県指定重要無形文化財保持者に認定
伊部に築いた[午神下窯]の初窯を焚く
1991
勲四等旭日小綬章を授章
1995
逝去(享年86歳)
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