Kosei Matsui
松井康成 萃瓷練上盃
W8.7×H3.7cm 1990年代 共箱 [Sold]
人間国宝・松井康成先生の最晩年の代表作・萃瓷練上のぐい呑です。
人間国宝に認定された翌年の1994年に作られたこの作品は、宝石やガラスのような色彩が鮮やかで、透明感のある輝きがあるのが特徴です。
この作品が発表された当時、初見で私も陶器とは思えないと思ったほどです。
萃瓷の連作は花をイメージしたものに特化されており、この酒盃も黄色い花が咲き乱れているような印象があります。
大振りに作られているのもこの時期の特徴です。松井先生の最晩年期は、病いとの闘いの日々でもあり、残されている作品は限定的です。
高台内に「康」の釘彫サインがあります。
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松井康成 | Kosei Matsui
1927
長野県北佐久郡に生まれる
1960
茨城笠間において窯を作り古陶磁の研究を始める
1967
田村耕一に師事
[練上]の技法を始める
1971
日本伝統工芸展工芸会総裁賞受賞
1973
現代工芸の鳥撤展に招待出品(京都国立近代美術館)
1975
[練上嘯裂]を始める
1978
[象裂瓷]を始める
1981
[練上茜手]を始める
1983
[堆瓷]を始める
1985
[破調練上]を始める
1987
[練上風白地]を始める
1988
紫綬褒章を受章
1989
[晴白練上]を始める
1992
萃瓷練上を始める
個展[練上陶筥展](銀座 黒田陶苑)
1993
重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される
2003
逝去(享年77歳)
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