河井寛次郎 青瓷鱔血文繍花六方花瓶のこと 2019年5月17日 「両手に土を握った時には、美を対象として、よりよきものを造ってみたいと思います。無心に何の意図もなく、自然に私の頭の中にあるものが、その通りに手に働いてその形が生まれてこそ、そのものに真の力が表われる... CLICK ▶︎
桶谷 寧 曜変天目茶碗のこと 2019年5月9日 明治時代にドイツなどから導入された西洋の窯業技術によって日本の陶芸は大きく変わり、それまで草木の灰や土砂など天然由来の原料を主に使っていたものが、金属や金属化合物など化学を利用したものにとって代わり、... CLICK ▶︎
岡部嶺男 絵志野盃のこと 2019年5月1日 岡部嶺男は、窯業高校時代に鎌倉時代の古瀬戸の倣作・写しを手掛けたのを手始めに、志野や織部・黄瀬戸・瀬戸黒などの桃山時代のやきものに着目し陶芸家としての立ち位置を確立してゆきました。 1960年代後... CLICK ▶︎
曜変天目の美 2019年4月30日 桶谷 寧さんの曜変天目茶碗を掌に乗せれば、惹きこまれて見えてくるものは、ヤキモノの神秘。 光を受け輝いている虹彩や大小さまざまに変化する班文、銀河のような筋状は、まさに奇跡の美としかいいようがない... CLICK ▶︎
藤平 伸 宝塔香爐のこと 2019年4月1日 「火は不思議な安らぎを人にあたえ、すぎ去った思い出の世界に人を誘う。苦しみも悲しみも思い出は、すべて火に濾過されて涼やかに人の前に立つ。」 激動の昭和が終わるその前年の1988年、藤平 伸先生は京... CLICK ▶︎
鈴木伸治 赤絵四方面水指のこと 2019年3月23日 この水指が、中世から伝わるような茶室の点前座に置かれて、良いと云われるはずもなく。ただ、そのような茶室を誰でもが使えるはずもない。 昭和の時代に作成された茶道の方程式の難問は、平成の時代が終ろうと... CLICK ▶︎
鈴木伸治さんのこと 2019年3月22日 1976年に岐阜市で生まれた鈴木伸治さんは、陶芸家を志す人々が通う専門学校「多治見意匠研究所」を卒業し、25歳の時に工房を構え創作活動を始めました。 当初は食器などを主に作っていた鈴木さんは、ある... CLICK ▶︎