三上 亮さんの私どもでの第4回目の個展になります。
闘病・療養を経て現在では、それ以前と変わらずいやそれ以上の創作意欲をもって、作品制作に向かう三上亮氏。近年、透明感のある灰釉や黒釉・粉引などに取りくみ、造形作品も積極的に発表しています。
8年ぶりの開催になる今展では、前回の「黒三上」以来、熟成を重ねてこられた黒釉の新作を発表いたします。
さまざまな変化を見せる黒。より深みを増し、煌めきを纏った黒は、迫力がありかつ繊細でもあります。
8年の歳月によって熟成された極上の黒をご堪能ください。
穴窯の炎の中から生まれた黒ぐい呑
三上 亮
1959 北海道札幌市生まれ
1980 東京藝術大学美術学部工芸科入学
1986 東京藝術大学大学院陶芸専攻科修了
東京藝術大学非常勤助手/陶芸家 浅野陽に師事
1996 現代日本の工芸展出品(国際交流基金)
1998 神奈川県南足柄に自宅兼工房と穴窯を作る
2002 個展(銀座 黒田陶苑)
2004 個展(銀座 黒田陶苑)
2006 穴窯を増設する
2008 個展(銀座 黒田陶苑)
2014 第4回個展(銀座 黒田陶苑)
三上 亮 (神奈川南足柄の工房にて)