このたび黒田陶苑では、金重尹郎さんの個展を開催することになりました。
備前焼の巨匠として知られた金重素山氏の次男として生まれた尹郎さんは、東京芸大で彫刻を学び、卒業後は、陶芸に加え立体造形作品や絵画を手がけられてきました。
近年は、備前焼や信楽や粉引などを中心に制作しています。
ぜひ、ご高覧賜りますようご案内申しあげます。
「出品予定」
茶碗・花器・うつわ・酒器など約80点
つまるところ私というものは
「炎」というものに魅せられて陶芸を造り続けていると思われる。
「作為」という煩悩を
「炎」によって少しでも浄化出来ぬものかと
淡い期待を抱きながら
金重尹郎
絵粉引花入
金重尹郎 Tadao Kaneshige
1947 備前市伊部出身
陶芸家・金重素山の次男
1969 東京藝術大学 美術学部彫刻科卒業
各地で個展・グループ展を開催
1995 阪神淡路大震災により被災し、創作活動休止
2009 岡山のデパートにて陶芸作品展開催