このたび黒田陶苑では、寺田鉄平さんの個展を開催いたします。
寺田さんは、中世から続く窯業地として知られる愛知県瀬戸市で代々続く陶家に生まれ、幼少より陶に親しむ環境で育ち、大学で学んだ彫刻造形の知識を活かし、瀬戸の伝統を意識した陶芸活動をしている作家です。
近年は、薪窯の中で炎に作用されて起こる現象「窯変」を織部焼に取り込む作品を手がけており、ひときわ個性を発揮しています。
織部・瀬戸黒・鉄釉など、多種類の作風で、食器・酒器・茶碗など数多くの新作が窯から出ています。
ぜひ、ご高覧くださいますようご案内申しあげます。
織部翡翠酒注
織部四方蓋物
寺田鉄平 Teppei Terada
1975 愛知県瀬戸市出身
1998 東京造形大学彫刻科卒業
生家に戻り、父・寺田康雄に師事
2012 第一回黒田陶苑個展(以降、毎年開催)