大藏達雄 漆芸展 -根来塗‐

 

 

森の木の幹や枝・表皮の面白い造形や表情に着目した大藏達雄さんの新作
の花入は古色がつけられ重厚な趣きをたたえます。
壷や花入などを飾る敷板としての用途をもつ「擎子」は一見すると数百年
の時を経たような雰囲気があり、古いものがお好きなかたには心惹かれる
ことと存じます。
定評のある朱漆の根来塗の盆・碗などを含め、100余点の新作が会場に並
びます。
ぜひこの機会にご高覧くださいますようご案内申し上げます。

 

 


 

 

 


漆皮花入 三種

 

 

 



擎子 金・銀 二種

 

 

 

 


 

 

 

大藏達雄 Ohkura Tatsuo

1952 長野県南木曽町生まれ
1972 二代村瀬治兵衛に師事
1982 静岡函南に工房[綱轤]を開設
2019 第十七回個展(銀座 黒田陶苑)

 

 


 

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小牧鉄平 個展 -穴窯幾何文‐

 

このたび黒田陶苑では、小牧鉄平さんの個展を開催いたします。
小牧さんは、穴窯を使った作陶活動を続けている作家で、壺や
甕・蹲などの信楽焼を作っています。
今回の新作は、穴窯幾何文と呼ぶ、線象嵌と穴窯自然釉を組み合わせた
異色作。線象嵌の繊細な仕事を施した器物を穴窯で焼くという大胆な
手法はあまり多くは見かけない仕事です。
小品からドラム缶のような信楽焼まで、多彩な作品が会場に並びます。
ぜひご高覧いただきたくご案内申し上げます。

 

 


 

 

 


小牧鉄平 穴窯幾何文一輪生 h12.4cm

 

 

 



小牧鉄平 信楽破れ大筒 h46.3㎝

 

 

 

 


 

 

 

小牧鉄平 Teppei Komaki

1971  茨城県出身
1994  京都精華大学陶芸専攻科卒業
     信楽に移り、製陶に携わる
2005  独立。古式穴窯での制作を開始
2018  炭化幾何文を始める
2019    穴窯幾何文を始める

 

 


 

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北大路魯山人 鯖図のこと

 

料理の天才とも、書の達人とも、非凡の頭脳とも、多芸天才とも呼ばれた北大路魯山人は、陶芸は無論のこと、漆芸・書・絵画など多岐に渡り、その芸術的才能を花開かせ、こと絵画に関しては、戦前の一時期に集中的に画作し、日本画・南画・水墨・水彩など、油画を除いてさまざまな画風を残しました。
魯山人の絵画は、席画と呼ばれる色紙に即興的にスケッチ風にスラスラと描いたものを散見するくらいで、作品として描かれたものは、目に触れる機会はほとんど無いといって過言ではないでしょう。
画家・絵描きの絵画は、技法や筆法そして構図を重視し、さらに流派系統による画風を慮り画作するのに対し、魯山人は、画題に真に向き合いその対象に対し、愛情こめた優しい眼差しをもって、生々しいもの、優美なもの、美しいもの、雄大なるもの、それぞれの真正な美を描ききっているのが特徴といえます。
この作品は、鎌倉沖で獲れたばかりの鯖を庭から摘んできた隈笹の上に置き写生したものです。
活き活きとした鯖の姿と笹の鋭い葉先とをみごとに調和させ、画面からはみ出さんばかりに描ききっています。

 

鈴木大弓 個展 -みしま‐

 

三島と呼ばれる細かな押印文を象嵌した陶器は、多くの工程が
必要になることから、昭和の時代には名工の腕自慢の仕事とさ
れ、三島を手がけた陶芸家は楠部彌弌や諏訪蘇山など京都の
名工・名人クラスの人に限られる。
鈴木大弓さんは、その手強い三島を20歳代のころから始め、以
前から気品漂う格調高いものを作っていて、まっぱら感心して
いた。さらに最近では遊びを取り入れる余裕を見せてきたもの
だから、ますます鈴木さんから目が離せなくなっています。
今回も白磁・楽・李朝ものなど、350点以上のうつわが並びます。  

 

 


 

 

 


鈴木大弓 各種 三島ぐい呑

 

 

 



鈴木大弓 三島茶碗
     御所丸茶碗(奥)

 

 

 

 


 

 

鈴木大弓 Hiroyumi Suzuki

1981  宮城県仙台市生まれ
2005  中央大学卒業後、韓国で陶芸修行
2009  帰国し、滋賀県信楽にて作陶開始
2016  工房を三重県伊賀に移す

 

 


 

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山田 大 個展 -葡萄志野‐

 

このたび黒田陶苑では、山田大さんの個展を開催いたします。
10回目になる今回の個展では、山田さんが力を注ぐ葡萄志野を
はじめ、越前灰釉や越前斑、志野、伊賀・引出黒など、色とり
どり多種多様な作品で会場を埋め尽くします。
茶碗や酒器、食器を含め約120点余の新作の展示です。
ぜひ、ご高覧くださいますようご案内申しあげます。  

 

 


 

 

 


山田 大 葡萄志野茶碗 h9.2×w12.8㎝

 

 

 



山田 大 越前灰釉茶碗 h7.6×w13.4㎝

 

 

 

 


 

 

山田 大 Hiroshi yamada

1979  福井県越前町生まれ。
    父は、陶芸家・山田和
2002  大阪芸大卒業後、父に師事
2006  独自の穴窯を築く
2009  第一回個展(銀座 黒田陶苑)
2010  新世代陶芸家展に参加
2014  穴窯を増設
2019  第10回個展(銀座 黒田陶苑)

 

 

 

 


 

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