森の木の幹や枝・表皮の面白い造形や表情に着目した大藏達雄さんの新作
の花入は古色がつけられ重厚な趣きをたたえます。
壷や花入などを飾る敷板としての用途をもつ「擎子」は一見すると数百年
の時を経たような雰囲気があり、古いものがお好きなかたには心惹かれる
ことと存じます。
定評のある朱漆の根来塗の盆・碗などを含め、100余点の新作が会場に並
びます。
ぜひこの機会にご高覧くださいますようご案内申し上げます。
漆皮花入 三種
擎子 金・銀 二種
大藏達雄 Ohkura Tatsuo
1952 長野県南木曽町生まれ
1972 二代村瀬治兵衛に師事
1982 静岡函南に工房[綱轤]を開設
2019 第十七回個展(銀座 黒田陶苑)