数百年が経った古材に命を吹き込む。
大藏さんが、木と漆という日本人が最も大切にしてきたものを慈しみ、古代を現代に甦らせた作品です。
数百年が経った古材に命を吹き込む。
大藏さんが、木と漆という日本人が最も大切にしてきたものを慈しみ、古代を現代に甦らせた作品です。
大野敦史さんは、自作の小刀を使い時間をかけて陶素地に彫刻。そして、呉須や辰砂という色の素となる絵具を使って、焼き上がりの色の濃淡を想像しながら彩色してゆきます。
「集中力が必要なんです。時々、呼吸を忘れていることがあります。」と、にこやかに笑いながら苦心を語る。
当初は、色のない無地のものばかりでしたが、一昨年前からは彩磁が施されるようになり、色彩のグラデーションと彫刻の陰影が融合したものへと変化してきました。
今回の個展では、壷・茶碗・小さな花入・酒器などの新作を発表いたします。
大野敦史 おおのあつし
1972 茨城県日立市生まれ
1995 大津晃窯に勤務
1999 茨城県窯業指導所 釉薬科修了
2002 茨城県桂村に移り、制作を始める
2010 第一回個展(銀座 黒田陶苑)
工房近くの小高い丘に登り、筑波山を眺めるようになる
2015 第六回個展(銀座 黒田陶苑)
志野茶碗
伊賀 壷
山田 大 Hiroshi yamada
1979 福井県越前町生まれ。父は山田和
2002 大阪芸大卒業後、帰郷し父に師事
2006 独自の穴窯を築く
2009 第一回個展(銀座 黒田陶苑)
2010 新世代陶芸家展に参加
2014 穴窯を増設
2015 第六回個展(銀座 黒田陶苑)
本格派を自称し、備前焼の王道を極めたいとする小出尚永。
若き獅子は、巨大な窯に挑みかかるように格闘し悶絶する。
ご好評いただきました昨年の初個展から一年半。新たな挑戦が始まりました。
ぜひ、ご高覧ください。
備前鎬花入 h24.8cm
小出尚永 こいで・なおえ
1978 兵庫県尼崎市生まれ
1997 陶芸家・原田拾六の弟子になる
2011 独立 備前牛窓に工房を建てる
2013 初窯を焚く
2014 初個展をひらく
2015 二回目の個展をひらく