オンラインショップの仕様変更

 

ご好評をいただいております銀座 黒田陶苑オンラインショップの仕様を一部変更いたしました。

ご購入可能な販売中の作品のみを表示するためのチェックボタンを新たに設置いたしました。

赤で囲んだ部分をクリック・タップしていただきますと、販売済の作品の表示が消え、販売中の作品のみ表示されます。
(右端のチェックボックスが、☑ になります)

再度、クリック・タップすることで元に戻り、すべての作品が表示されます。
オンラインショップご利用の際には、ぜひ、ご活用くださいましたら幸いに存じます。

銀座 黒田陶苑オンラインショップは⇒コチラから

 


銀座 黒田陶苑アネックス は、
ギンザ・シックス [ GSIX ] の真裏の三原通りに面する銀緑館の2階にあります。
ご来店を心よりお待ちいたしております。


銀緑館前の三原通りには、パーキングメーターの駐車スペース(1時間300円)が多数設置されています。
また、ギンザ・シックス駐車場(30分300円)の他に近隣には多数の時間貸し駐車場があります。
ギンザ・シックス駐車場から当店までのアクセスは⇒こちらをご覧ください。


 

 
 

【銀座 黒田陶苑アネックス】
 
TEL.03-3571-3223
11:00-19:00 毎週月曜日・定休
 

 

 


銀座 黒田陶苑では、東京都のガイドラインに準じて新型コロナウイルスの感染拡大防止に務めております。


 

八木一夫 黄瀬戸虎置物

 

八木一夫先生の藝術活動は彫刻家としてスタートし、間もなく、陶彫作家になりましたが、戦時下で活動を断念する。戦後、陶芸家として再スタートしました。

背を伸ばし睨みつける虎をモチーフにし「置物」と題された珍しい作品である。
「手びねり造形」の技法を使った黒陶オブジェを盛んに発表している全盛期のものだが、敢えて、陶彫作家時代に培った「型」の技法を使ってこの作品は作られています。
八木一夫の造形力がみごとに現前する一品です。

 


 作家一覧に戻る


※  価格等、この作品について詳しい情報をお知りになりたい方は、メールでお願いいたします。   
メールはこちら ⇒ MAIL
【 作品番号 : 595 】


八木一夫 | Kazuo Yagi

1918
京都府京都市に生まれる
1937
京都市立美術工芸学校彫刻科卒業
商工省陶磁器試験所の伝習生になる
1939
入営
1940
除隊
1946
陶芸制作を始める
青年作陶家集団に参加
1948
青年作陶家集団解散
走泥社を結成
1955
無釉焼締オブジェ制作始める
1957
[黒陶作品]の制作を始める
1959
オステンド国際陶芸展グランプリ受賞
1962
プラハ国際陶芸展グランプリ受賞
1970
現代の陶芸-ヨーロッパと日本展招待出品
1971
京都市立芸術大学美術学部陶芸科教授就任
札幌冬季五輪のメダルをデザイン
1973
京都芸大シルクロード調査隊長として中東へ赴く
日本陶磁協会賞金賞受賞
1974
[現代の陶芸-陶板展](銀座 黒田陶苑)
1976
随筆集[懐中の風景]出版
1979
逝去(享年60歳)

 


ご内覧希望・在庫・価格など、この作品についてのお問い合わせは、メールでお願いいたします。


Our online shop cannot deal with foreign transaction due to technical problem.
If you are interested in our products, please contact us by E-mail with item’s number [#000], your country and region.
We will inform you of availability of stock, estimated delivery fee, and payment method.

e-shop◎kurodatouen.com  (please change ◎ to @)


Instagram
facebook
Twitter
www.kurodatouen.com

[古陶磁] 古瀬戸灰釉平碗


室町時代前期に愛知県瀬戸で焼造された灰釉平碗で、加藤唐九郎先生が[椿窯 堀ノ手 平茶碗]と箱書きされています。
中世より現在まで続き、日本を代表する窯業地である愛知県の北東部に位置する瀬戸。
平安時代後期から室町時代にかけては、後世に古瀬戸と呼ばれる優れた陶器が焼かれていました。
特に、鎌倉時代の中国古陶磁に影響をうけた刻文や印花文のあるものは、古瀬戸の代表作として、現在でも高い評価が与えられています。
今回ご紹介する古瀬戸は、灰釉平碗と呼ばれる室町時代の古瀬戸です。轆轤で成形し、黄釉や黄瀬戸とも呼ばれた黄色味がかった美しい灰釉を掛けた碗です。
この碗には[椿窯 堀ノ手 平茶碗 唐九郎誌]と1955年頃に加藤唐九郎が書いた箱が付いています。
椿窯とは、瀬戸を代表する古窯の名称で、堀ノ手とは古窯址からの発掘を意味します。
見込に石ハゼの穴埋めの修理がありますが、堀ノ手としては大きな欠損はなく状態が良いですし、唐九郎先生の箱書が陶芸ファンとしては、なにより嬉しい一品です。

 


 作家一覧に戻る


Instagram
Facebook
Twitter
www.kurodatouen.com

鯉江良二 白いぐい呑



現代陶芸界でもっとも異彩を放っていた鯉江良二先生は、昭和後期から平成の時代に、国内外で展覧会を開催するなど世界的に活躍した陶芸家です。
当時は多作の陶芸家として知られていましたが、最晩年の10年ほどは、病気療養に専念し、陶芸制作をほとんど行わなかったことで、意外にも生涯の制作総点数は限定的な作家となってしまいました。

鯉江が1970年代初頭から制作を始め、1980年代末まで制作していた、白い陶土を用いて透明釉をかけて焼造した白磁でもない白釉でもない[白いシリーズ]のぐい呑です。

近代随一を誇る轆轤の達人・名人とも云われていた鯉江良二先生のわざが遺憾なく発揮されているぐい呑です。小さなぐい呑なので、小指の先を巧みに使って作られています。

この作品でもっとも驚くべきは、高台の作りです。
高台は削りだすのが一般的ですが、あえてこの作品は[付け高台]にしています。
わざわざ手間と時間のかかる方法である付け高台にする陶芸へ執着が鯉江良二先生の神髄です。

 

 


 作家一覧に戻る


鯉江良二 | Ryoji Koie

1938
愛知県常滑市に生まれる
1957
愛知県立常滑窯業高校卒業
1962
常滑市立陶芸研究所入所
現代日本陶芸展入選
1970
大阪万博の大型陶製ベンチ制作参加
1971
現代の陶芸展出品(東京・京都国立近代美術館)
1972
ファエンツァ国際陶芸展出品(イタリア)
国際名誉大賞受賞(バロリス国際陶芸ビエンナレ)
1973
京都にて初個展(造形作品とインスタレーション展示)
1978
現代の工芸展招待出品(京都国立近代美術館)
1981
CLAYWORK-やきものから造形へ展招待出品
1982
伝統と前衛展招待出品(サントリー美術館)
1986
日本の前衛展出品(ポンピドウセンター/パリ)
1987
鯉江良二茶碗展(銀座 黒田陶苑) 以降毎年個展開催
60年代の工芸展出品(東京国立近代美術館)
1992
愛知県立芸術大学教授就任
1993
日本陶磁協会賞受賞
2001
織部賞受賞(岐阜県)
2002
愛知県常滑市天竺に穴窯を設営
2004
愛知県立芸術大学教授退官
2008
日本陶磁協会賞金賞受賞
2013
手術後遺症により声を失う
2020
逝去(享年82歳)

 


Instagram
Facebook
Twitter
www.kurodatouen.com

小山冨士夫 白磁酒觴



小山冨士夫先生が28歳の時に京都で制作を始めた頃に制作した白磁のぐい呑です。

箱書きに「昭和三年 京都今熊 男女池畔ニテ 作之 昭和四十九年 作陶十年記念ニ
〇〇〇〇贈之」と1974年に自筆されています。
(昭和3年・1928年に京都市東山区今熊野にあった男女池のほとりの工房でこれを作った。昭和49年・1974年に第四の人生で始めた作陶の10周年の記念の時に、某氏にこれを譲った)の意。

もともとこの作品は、昭和初期という時代を鑑みると煎茶茶碗として制作したものと推測できますが、後年になって小山冨士夫先生自身が酒盃・酒觴としてあらためたものです。

あと数年で制作されてから百年を経過することになるこのぐい呑には、明確な歴史が確証されており、さらには現代陶芸の歴史を物語るものと云えましょう。

この作品を作ったのちに陶芸を挫折、編集者になり、研鑽努力して世界的な東洋陶磁学者になり、そして、役人になって人間国宝の育成に尽力、最終的には若き日に志した陶芸家として人生を終焉した小山冨士夫先生。
不定形・重厚が特徴の小山の陶芸作品が有名ですが、実はこのような繊細な作行が基礎になっていることがわかります。その意味においても貴重な一品です。


 作家一覧に戻る


小山冨士夫 | Fujio Koyama

1900
岡山県倉敷に生まれる
1920
一橋大学に入学
1925
瀬戸に移り矢野陶々に師事
1926
京都の真清水蔵六に師事
1927
陶芸家を志す
1932
古陶磁研究誌の編集員になる
1933
文部省嘱託の重要美術品等調査員になる
1952
文化財保護委員会事務局無形文化課に就く
1961
[永仁の壷事件]により文化財保護委員会を辞職
1966
鎌倉に築窯、再び作陶活動を開始
1967
日本工芸会理事長に就任
1973
岐阜県土岐市に移り、花の木窯を創設
1975
逝去(享年75歳)

 


Instagram
Facebook
Twitter
www.kurodatouen.com

陶藝逸品展 開催のお知らせ

陶藝逸品展 令和四年春 開催のお知らせ

2月19日(土)より、銀座 黒田陶苑の名物企画である特別展「陶藝逸品展」が始まります。1948年に伝統の第一回展を開催し、現在に続いています。

北大路魯山人から鯉江良二までの陶芸巨匠の逸品を展観いたします。お近くにお出ましの際には、ぜひご高覧ください。
Webカタログも公開しておりますので、併せてご覧いただけましたら幸いに存じます。Webカタログは⇒こちらから

3月3日(木)午後7時まで開催いたします。※月曜日は定休日になります。

 


 


初代 山田常山:朱泥急須

 


陶藝逸品展

2022年2月19日(土)〜 3月3日(木)
午前11時~午後7時・月曜定休
会場:銀座 黒田陶苑アネックス



銀座 黒田陶苑アネックス は、
ギンザ・シックス [ GSIX ] の真裏の三原通りに面する銀緑館の2階にあります。
ご来店を心よりお待ちいたしております。


銀緑館前の三原通りには、パーキングメーターの駐車スペース(1時間300円)が多数設置されています。
また、ギンザ・シックス駐車場(30分300円)の他に近隣には多数の時間貸し駐車場があります。
ギンザ・シックス駐車場から当店までのアクセスは⇒こちらをご覧ください。

 


 

 
 

【銀座 黒田陶苑アネックス】
 
TEL.03-3571-3223
11:00-19:00 毎週月曜日・定休
 

 

 


銀座 黒田陶苑では、東京都のガイドラインに準じて新型コロナウイルスの感染拡大防止に務めております。


 

お薦めの一品

 

弊社ウエブサイトの本日の一品では、お薦めの名作をご紹介しております。

本日の一品は⇒こちらから

 

 


 

 


北大路魯山人:志野茶碗

 

 


銀座 黒田陶苑アネックス は、
ギンザ・シックス [ GSIX ] の真裏の三原通りに面する銀緑館の2階にあります。
ご来店を心よりお待ちいたしております。


銀緑館前の三原通りには、パーキングメーターの駐車スペース(1時間300円)が多数設置されています。
また、ギンザ・シックス駐車場(30分300円)の他に近隣には多数の時間貸し駐車場があります。
ギンザ・シックス駐車場から当店までのアクセスは⇒こちらをご覧ください。

 


 

 
 

【銀座 黒田陶苑アネックス】
 
TEL.03-3571-3223
11:00-19:00 毎週月曜日・定休
 

 

 


銀座 黒田陶苑では、東京都のガイドラインに準じて新型コロナウイルスの感染拡大防止に務めております。