新春特別展

新年を迎えるにあたり、黒田陶苑の3階展示室を美術空間として、陶芸逸品や古美術の
作品を常設展示するスペースとしてリニューアルいたします。そのお披露目としまして、今回の新春特別展を開催させていただきます。

北大路魯山人は、藝術・美術的作品とは、夢と現を行き来するもので、時には幻になるものと言いました。
藝術は、つねに夢の境にあると。
この展覧会の終了後には、リニューアルした空間を我々の原点でもある魯山人先生のお言葉
にある「夢境」を敬意の念で伝承させていただき、この空間の名称とし、現代陶芸の名品から古陶磁の代表的作品まで、月替わりでの展示をしてまいりたく存じます。夢の境を往き来する美術品の中から、黒田陶苑の眼によって厳選しました珠玉の作品の魅力を感じていただきたく存じます。

日本でもっとも小さな美術館ですが、お近くにお越しの際には、お立ち寄りいただけましたら
幸いに存じます。                                黒田陶苑主・黒田佳雄