新茶の季節がまいりました。
上等の一番茶を美味しく召し上がっていただくために、朱泥急須の良いものを揃えました。
この時期だけの一番茶。極上の朱泥急須でお試しください。
新作急須は、15,000円から100,000円まで取り揃えております。
急須の名人と呼ばれた故・三代山田常山(人間国宝)の名品もご用意しております。
安芸志野蛤形三足向付 ¥6,000-
黒田陶苑さまでの九回目の個展をさせていただきます。
少しずつでも前進していかなければ、と新作発表の前に思います。
素材を吟味し直し、焼成方法を見直し、新作に挑みました。
地元、安芸広島の陶土を使った器も試みました。
有本空玄
志野茶碗
志野ぐい呑2種/灰釉徳利
有本空玄 Kugen Arimoto
1963 広島県広島市生まれ
1992 志野焼制作を志す
1995 広島・二ヶ条山麓にて制作開始
1997 公募展などに出品を始める
2000 広島にて初個展
2008 第一回黒田陶苑・個展
2017 第十回黒田陶苑・個展
八木一夫 猫壷 / 辻 晋堂 カラカサノオバケ
このたび黒田陶苑では、1970年代のオブジェを中心にした展覧会を開催いたします。
戦後の現代陶芸の黄金期と呼ばれる1970年代には、京都を中心にそれまでの陶芸とは趣を異にする革新的な作風を試みるムーブメントが生れました。それは、八木一夫が率いる走泥社の活動が世に認められ、その潮流に追随するかたちで起こったものでした。
今回の展覧会では、八木一夫らに少なからず影響を及ぼした彫刻家・辻 晋堂の陶彫作品を交えて、60年代後期から70年代に制作されたオブジェ陶と呼ばれた作品を特集し展観いたします。
御高覧くださいましたら幸いに存じます。
鈴木 治 泥像 1960年代後期
辻 晋堂 Shindo Tsuji
1910 鳥取県伯耆町に生れる
1931 上京。彫刻(木彫)作品の制作を始める
1942 日本美術院同人に推挙される
1955 京都市立芸術大学彫刻科教授に就任
1981 逝去(71歳)
八木一夫 Kazuo Yagi
1918 京都市東山に生れる
1931 京都市立美術工芸学校彫刻科に入学
1948 走泥社を結成
1971 京都市立芸術大学陶芸科教授に就任
1979 逝去(享年60歳)
鈴木 治 Osamu Suzuki
1926 京都市東山に生れる
1948 走泥社に参加
1979 京都市立芸術大学陶芸科教授に就任
1992 京都市立芸術大学陶芸科教授を退官
2001 逝去(享年75歳)
井戸徳利 / 井戸ぐい呑
このたび黒田陶苑では、武末日臣個展を開催させていただきます。
對馬に生れた武末日臣氏は、骨董趣味が高じて作陶を志すようになり、陶芸家となった現在でも、対岸の韓国へ度々渡り、李朝古窯を巡り、陶土や釉薬の調査研究を深めています。
今回の個展では、李朝写しの井戸やトトヤの茶碗や酒器、皿や小鉢などのうつわも多数出品されます。
ぜひご高覧くださいますようご案内申しあげます。
白瓷高脚皿 w19.1×h9.3cm
武末日臣 Takesue Hiomi
1955 長崎県上対馬町生まれ
1989 韓国で古窯調査を始める
1994 對馬に工房を作り、制作を開始
1996 個展での作品発表を始める
2017 第7回 黒田陶苑 個展
織部手付注器 h13.1×w18.8×d10.3cm
毎年恒例になりました山口真人個展を開催させていただきます。
志野や織部など瀬戸伝統のやきものを研究し、現代の生活に適う作風を進化させ展開する山口さんは、瀬戸の陶芸界の中でもっとも精力的に活動をされています。
今回の個展では、昨年より手がけている「琳派織部」の新作に絞りこみ、個展発表に挑みます。
琳派織部と題された新作シリーズは、素地に青海波の地文様を施し、細筆を使って文様を描くなど、時間をかけて作りあげられた作品です。
ぜひご高覧くださいますようご案内申しあげます。
山口真人 Makoto Yamaguchi
1978 愛知県瀬戸市出身
江戸時代末から続く瀬戸の
窯元・西山窯の六代目当主