増原嘉央理 個展



  このたび黒田陶苑では、増原嘉央理さんの個展を開催いたします。
毎年作風を変えて黒田陶苑の個展に挑む姿には、いつも敬服するほどで、今回の作品も昨年とはまったく趣きを変えたものになって驚いています。
ひとつの作品に要す時間は、他者とは比べものにならないほど多くを費やしていることであろう。繊細にそして精緻に作りあげる作風に見とれてしまいます。
形状にも新しい試みをいれた新作「紅白鮮」をぜひご高覧くださいますようご案内申しあげます。

 

 


 

 


紅白鮮金彩六角花器 h30.2×w14.0㎝

 

 


 
 
 増原嘉央理   |  Masuhara Kaori

1985 北海道札幌市生まれ
2004 英国留学
2008 武蔵野美術大学 造形学部卒業
2010 瀬戸市新世紀工芸館修了
2011 帰郷し、陶芸制作を始める
2015 第1回 銀座 黒田陶苑 個展(以降毎年)
 
 
 

 

金重潤平 個展


 このたび黒田陶苑では、備前焼の金重潤平さんの個展を開催いたします。
炎によって生まれ出る色や模様、景色、そして手ざわりが魅力の備前焼。
金重さんは、その魅力をさらに引き出そうとして、新しい造形に挑み続けています。
備前の土味を最大限に活かしたうつわにも力を注いでおられる注目の作家です。
この機会にぜひご高覧賜りますようお願い申しあげます。

 

 


 

 


備前酒器 各種

 

 


 

 


備前蓋付き花器 w22.3×h19.5㎝

 

 


 金重潤平 

 

1972年生まれ
陶芸家・金重晃介の長男/ 金重陶陽の孫
1994年
早稲田大学卒業
2000年
ロングアイランド大学院彫刻科修了
2013年
黒田陶苑・第1回個展(以降毎年開催)


 

荒川豊藏 志野茶碗のこと

 

荒川豊藏 志野茶碗のこと 

 


荒川豊藏(1894~1985) 志野茶碗 銘「山窓」 共箱  
1964年作 w14.3×h9.3㎝ 

 

荒川豊藏先生は、志野茶碗を初期から最晩年までの長きに渡り手掛け、特に、昭和
四十年前後に志野の優品が生まれています。
柔和な緋色のこの作品は絵付けのない「無地志野」で、志野の釉の変化と焼きにこだわり抜いた作品で、荒川先生がお好きな不完全の美を象徴するようなものになっています。

 

釉を掛け残し、釉ヒビを入れ、指痕を付け、見込には釉の溶着を施すなど、釉掛けに関するありとあらゆる手法を取り入れています。

 

敢えてダメージを与えて美を演出したいとする荒川先生の熱気が伝わる一碗。

火間と称す釉の掛残しを九十五歳の茶人・松永耳庵が喜び、山の窓と命名しています。



※松永耳庵 Matsunaga Jian (1875~1971)
本名・松永安左衛門は、電力の鬼と呼ばれた実業家で、日本の電力事業の礎を築いた偉人。古美術品の収集家で、晩年は数寄者・茶人として余生を過ごした。

 


 

 

 


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