大藏達雄さんの根来塗

 

10月2日(土)から漆芸家の大藏達雄さんの個展を開催いたします。

毎年開催している大藏さんの個展は、毎年、作家の新しいテーマげ評判の展覧会になっています。
今回は、新しい生活様式のなかで楽しめる、美的で実用的なうつわを中心になっています。

ぜひ、この機会にご高覧くださいますようご案内申しあげます。

 


 

 

 

 


 銀座 黒田陶苑アネックス は、
ギンザ・シックス [GSIX] の真裏の三原通りに面する銀緑館の2階にあります。
ご来店を心よりお待ちいたしております。


銀緑館前の三原通りには、パーキングメーターの駐車スペース(1時間300円)が多数設置されています。
また、ギンザシックス地下駐車場(30分300円)の他に近隣には多数の時間貸し駐車場があります。

 


 
【銀座 黒田陶苑アネックス】
 
TEL.03-3571-3223
11:00-19:00 毎週月曜日・定休
 

 


銀座 黒田陶苑では、東京都のガイドラインに準じて新型コロナウイルスの感染拡大防止に務めております。


 

太田 梁 -作品特集-

 

 

 このたび銀座 黒田陶苑では、黄瀬戸の名手として知られた太田 梁の作品特集をいたします。
太田 梁(1971~2013)は、岐阜県瑞浪に生まれ、プロミュージシャンを経て陶芸家になり、黄瀬戸や織部などの美濃陶を手がけ、その技術力から実力派として注目されていた陶芸家です。
今回は展示販売する点数は限られますが、実力派と呼ばれた太田の妙技をご覧いただきたく作品特集といたします。
お立ち寄りくださいましたら幸いに存じます。

 

 


 

 

 


黄瀬戸胴紐茶碗 w11.8×h6.7㎝

 

 

 


 

 


太田 梁 Ohta Ryo

1971 岐阜県瑞浪市生まれ
1990 以降、プロミュージシャンとして活躍
2000 愛知県瀬戸の製陶所に勤務
    その後、独立し瑞浪で陶芸制作を始める
2013 逝去

 

 


 
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ご来店を心よりお待ちいたしております。
 
 

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また、ギンザシックス地下駐車場(30分300円)の他に近隣には多数の時間貸し駐車場があります。

 

 
 
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大藏達雄 漆芸展 -根来塗-


 
このたび黒田陶苑では、漆芸の大藏達雄 さんの個展を開催いたします。
木地作りから漆芸まで一人で一貫して制作するスタイルを確立し、実践する大藏さん。
素材を調達し、轆轤挽きし、乾燥した後にさらに轆轤にかけ、漆塗りを重ねてゆく工程をすべて自らの手で行っています。
時には、良い古材を手に入れ、漆を重ねることもある。木のことも漆のことも、誰よりもよく知る大藏さんは、その高度な技術力で新しい根来塗を創り出してゆきます。
今回の展観では、定評のある根来椀・根来盆をはじめ、根来塗の大作から箔を使ったもの、古材を活かしたものまで、100点を超える新作を発表いたします。
この機会にぜひご高覧賜りますようご案内いたします。

 


 

 

 


根来入隅鉢 w44.2×d27.5×h6.0㎝

 

 

 


 

 



 古材銀箔擎子(敷板) w16×d14.3×h2.5㎝

 

 


 


大藏達雄 Ohkura Tatsuo

1952 長野県南木曽町生まれ
1972 二代村瀬治兵衛に師事
1982 静岡函南に工房 [綱轤] を開設
2021 第十九回個展(銀座 黒田陶苑)

 

 


 
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石黒宗麿 詩文茶碗

 

石黒宗麿 詩文茶碗のこと

戦後日本の陶芸巨匠の代表格で、鉄釉陶器の高い技術から日本国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された石黒宗麿先生は、25歳の時に東京で初めて見た国宝の曜変天目茶碗を見て感動し、自分で作りたいと思い立ちすぐに陶芸家を志しました。
大正末期から昭和初期の激動の時代の真っただ中に、東京・埼玉・福島・金沢・佐賀・実家のある富山など転居を重ねて、昭和3年に辿り着くように京都東山に移りました。
その京都東山で本格的に作陶を始めた石黒先生は、中国や韓国の古陶磁の倣作を主に手掛け、そののち昭和10(1935)年には、最晩年まで制作と生活の拠点とした京都八瀬に移りました。洛北八瀬に移った石黒先生は、それを契機に独創的な作品を手掛けるようになり、また漢文での詩作を始めるようになりました。42歳頃のことでした。

この詩文茶碗は、石黒宗麿の陶芸史においてとても貴重な作品です。
石黒宗麿は、壷や花入などに漢詩を書く作品は作りましたが、このように茶碗に詩文を書きいれたものは稀少で、実際に過去の回顧展図録にもこのような詩文茶碗の所載は見当たりません。

欲説不可説
擬知不可知
陶法何多緒
我亦老而疲

陶芸制作は様々な製法がありなんともたいへんである。
知れば知るほど説明することすら難しく、知識を重ねて
研究を重ねてもいまだよくわからない。
そうしている間にいつのまにか私は老い、そして疲れ
果ててしまった。


この茶碗に書かれている石黒宗麿先生の有名な漢詩は、亡くなる直前の最晩年期に作られた詩であると今まで認知されてきましたが、この作品「詩文茶碗」の発見により、年齢的にはまだ若い頃の詩であること、そしてさらには詩作を始めて間もない頃のものであることが、明らかになりました。

一昨年、我々もお手伝いした石黒宗麿・八瀬陶窯址の発掘調査の際に発見された「木の葉天目茶碗」が石黒の陶芸史上での新発見の作品だったことにしても、未知の部分が非常に多い陶芸家です。
この作品を初見した際には鳥肌が立つような感動を覚えました。それは、石黒宗麿先生の作陶のターニングポイントになった作品のように感じたからでした。
勤勉実直を想う漢詩の刻文、そして大きく豊かにがっしりと作られたこの茶碗は、石黒宗麿の人間性そのものが露呈しているようであります。

「詩文茶碗 宗麿造」と記された八瀬陶窯初期の特徴的な箱書きのある共箱に入っています。二重箱仕様。
高台内に八瀬陶窯初期作品特有の印サインがあります。


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石黒宗麿 いしぐろむねまろ Munemaro Ishiguro

1893   富山県新湊に生まれる
1918   国宝・曜変天目茶碗を見て感動し、陶芸家を志す
1919   東京で陶芸制作を始める。その後各地に転居を繰り返す
1927   京都東山蛇ヶ谷に移る。盟友となる小山冨士夫を知る
1935   京都洛北八瀬に窯を築く
1937   パリ万国博覧会に出品し銀賞受賞
1941   [石黒宗麿作陶展観](銀座 黒田陶苑)
1955   重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される
           荒川豊蔵、加藤唐九郎らと[日本工芸会]を結成
1963   紫綬褒章を受章
1968   逝去(享年75歳)

北大路魯山人 紫地菊花画皿

北大路魯山人 紫地菊花画皿

北大路魯山人先生が石川加賀で制作した九谷色絵の中皿で、90年以上前の作品です。
菊花文や波涛文などの地模様が繊細に描かれてはいますが、赤・紫・黄・緑の四色の色絵で構成された器面は圧倒的な迫力に満ちています。裏面には、上質な朱赤をべったりと塗り付けてあり見どころが多い作品になっています。
現在の感覚で見ても目新しく斬新な作品で、魯山人先生の革新的な芸術性が凝縮されたうつわです。
緑と黒の色絵を使ったサインと印サインのダブルネームが高台内にあります。
共箱は90年を超える経年のしみなどが目立ちますが、オリジナル状態を保っております。

 


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【 作品番号 : 577 】

 


北大路魯山人 | Kitaoji Rosanjin

1883
京都市北区上賀茂北大路町に生まれる
1907
東京で書家として活動を始めるが挫折し放浪
1916
挫折し、韓国・中国・滋賀・福井・金沢など放浪し京都へ戻る
1919
東京で美術骨董店を開業
1921
骨董店の顧客を対象に、自らの料理を供する「美食倶楽部」を始める
1923
美食倶楽部で使用する食器の外注制作を始める
1925
料亭「星岡茶寮」を経営
1928
星岡茶寮の食器を製作するための製陶所「星岡窯」を鎌倉に設ける
その後、百貨店や茶寮などで作品即売会を催し評判を呼ぶ
1935
陶芸創作に専念するようになる
1936
星岡茶寮の経営から離れる
1937
北大路魯山人新作展(弊社主催)
1939
この頃「星岡窯」は50名余が従事し活況を呈する
1942
戦時下、石川に疎開し漆芸作品などを制作
1954
ロックフェラー財団の招聘によりニューヨークなどで個展を開催
アメリカ・ヨーロッパなどを歴訪
1955
重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定を辞退
1956
東京・京都・名古屋などで盛んに個展を開催する
1959
逝去(享年77歳)

 


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陶藝逸品展ウエブカタログ

 

10月に開催する銀座 黒田陶苑恒例の秋の特別展「陶藝逸品展」のウエブカタログを公開いたしました。

事前のご内覧を承っております。
お気軽にお申しつけください。

展覧会ではウエブカタログに掲載している作品以外にも、展示いたします。

 


 

 

 


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持田象二さんの個展

 

9月25日(土)から持田象二さんの個展を開催いたします。

東京藝術大学の大学院で研究を続ける持田さん。
今までは、グループ展などで作品を発表していましたが、個展は初めてのことです。

うつわからフィギュアまで多彩な作品の展観になります。

ぜひ、この機会にご高覧くださいますようご案内申しあげます。

 



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