北大路魯山人の染付  - 涼味満喫 -

-創業八十周年記念特別展 Vol.2-

このたび黒田陶苑では、-涼味満喫-北大路魯山人の染付展を開催いたします。
今展は、弊社創業八十周年記念特別展として行うもので、黒田陶苑とともに歩んだ
陶芸家の中でも、特に印象深い人々を取りあげてゆく展覧会シリーズの第二弾として開催いたします。
黒田陶苑の創業当時、濃密なまでのご縁をいただき、大きなお導きや後押しをいただいた大恩人でもある北大路魯山人先生(1883~1959)は、すでにご承知のとおり、多種多様な陶芸作品を生み出され、その才能は絵画や書・空間装飾にまでも及びました。

一昨年のパリでの大回顧展をうけ、凱旋展として現在、京都国立近代美術館で開催されている魯山人回顧展も多くの入場者を数え、好評を博しております。今回、私どもでは、盛夏の時期に合わせ、魯山人先生の染付作品を選びまして展観いたします。魯山人の初期から中期に充実した染付作品のブルー&ホワイトの色調は、パリの人々にも受け入れられ絶賛されていました。
真夏のこの時期に格別の妙味を覚える染付の数々をご高覧ください。


陶苑・三階をリニューアルいたしました。
賑やかな銀座の一隅であることを忘れてしまう特別な空間で、魯山人先生の名作をゆっくりとご高覧ください。


 

 

北大路魯山人 染付大吉祥花入

 


北大路魯山人の染付  - 涼味満喫 -

-創業八十周年記念特別展 Vol.2-

このたび黒田陶苑では、-涼味満喫-北大路魯山人の染付展を開催いたします。
今展は、弊社創業八十周年記念特別展として行うもので、黒田陶苑とともに歩んだ
陶芸家の中でも、特に印象深い人々を取りあげてゆく展覧会シリーズの第二弾として開催いたします。
黒田陶苑の創業当時、濃密なまでのご縁をいただき、大きなお導きや後押しをいただいた大恩人でもある北大路魯山人先生(1883~1959)は、すでにご承知のとおり、多種多様な陶芸作品を生み出され、その才能は絵画や書・空間装飾にまでも及びました。

一昨年のパリでの大回顧展をうけ、凱旋展として現在、京都国立近代美術館で開催されている魯山人回顧展も多くの入場者を数え、好評を博しております。今回、私どもでは、盛夏の時期に合わせ、魯山人先生の染付作品を選びまして展観いたします。魯山人の初期から中期に充実した染付作品のブルー&ホワイトの色調は、パリの人々にも受け入れられ絶賛されていました。
真夏のこの時期に格別の妙味を覚える染付の数々をご高覧ください。


陶苑・三階をリニューアルいたしました。
賑やかな銀座の一隅であることを忘れてしまう特別な空間で、魯山人先生の名作をゆっくりとご高覧ください。


 

 

北大路魯山人 染付大吉祥花入

 


岡部嶺男 青織部ぐい呑

 

 53年ぶりに里帰りした、岡部嶺男先生の青織部ぐい呑。

この作品は、1962年のある日ある時に、当苑店頭で、ご縁をいただき、とある紳士のもとに嫁いでゆきました。
そして、その紳士のもとで永きにわたり愛蔵・大切にされ、このたび再びご縁をいただきまして、52年ぶりに銀座に里帰りいたしました。
この作品を手にしてじっくりと拝見いたしますと、50年の間、人を飽きさせないという名作の真価が見えてまいりました。
美しいほどに深緑の青織部は、真夏の始まりの木々の緑にも似て、活力に満ちた色合いを呈しています。
再びの50年を大切にしてくださる紳士淑女のもとへお届けできるよう、努力してまいります。


 

岡部嶺男 おかべみねお

1919 愛知県瀬戸市に生まれる(加藤唐九郎の長男)
1935 学校に通いながら家業に従事し、作陶を始める
1938 東京理科大学に入学
1940 大学を中退し入営。各地を転戦
1945 敗戦後、捕虜となる
1947 復員。愛知県豊田市平戸橋に移る
    作陶を再開する
1954 日展北斗賞を受賞
1962 青瓷を始める
1965 紺綬褒章を受章
1968 愛知県日進に移る
1970 窯変米色瓷が完成
1978 病に倒れ半身不随になる。加藤から岡部に改姓
1989 再起新作展を開催し新作を発表
1990 逝去(享年70歳)
2011 没後20年回顧展[宿命-岡部嶺男展](銀座 黒田陶苑)


Mineo Okabe
1919 Born in Seto, Aichi prefecture.
1937 Graduated from Seto Ceramic High School.
1938 Entered into Tokyo University of Science.
1940 Dropped out from the university. Entered into the army of inner Mongolia.
1947 Demobilization from the army. Settled in Hiradobashi, Aichi. (current Toyota city)
1949 Independently began ceramics in Hiradobashi. Married to Tatsuko.
1955 Received the award of the Japanese Ceramics Society at the first time.
1963 Started focusing on researching celadon. Moved to Nisshin, Aichi.
1965 Succeeded in producing 'Funseiji' (粉青瓷) Powdery Celadon. Received Medal with Dark Blue Ribbon.
1969 Dedication of a set of Celadon vases to Umenoma room of Imperial Household Agency
1970 Succeeded in producing Yohen Beishokuji. (窯変米色瓷)
1978 Hospitalization by cerebral hemorrhage. Changed his sir name from Kato to Okabe.
1989 Exhibition of new works from recovery at Matsuzakaya department store in Nagoya.
1990 Passed away at the age of 70.
2011 Retrospective exhibition [Destiny] at Ginza Kuroda Touen.


 ご内覧希望・在庫・価格など、この作品についてのお問い合わせは、メールでお願いいたします。


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加守田章二 湯呑[一九七四]

 

この加守田章二先生の湯呑は、1974年のものです。
1974年は加守田の制作の転換期にあたり、この年に制作された作品は、色彩・カラーの一切を排除した緊張感みなぎる造形的表現を重視したものが中心でした。
今回ご紹介いたしますこの作品・湯呑は、大型作品の多かった1974年の中で、特に稀少性を持つものです。
湯呑の外側に施された刻文様は、花器・壷などの大型作品に象徴的にみられるものです。
ずっしりとした重みは、実用の湯呑とは一線を画す感覚を覚え、サイズ的には小さいものですが、作品としての大きな価値を感じます。

 


 

加守田章二 かもだしょうじ

1933 大阪府岸和田市に生まれる
1952 京都市立美術大学工芸科陶磁器専攻に入学
1956 京都市立美術大学卒業。茨城日立に移り製陶所に勤務
1959 栃木県益子に移り制作を開始
1962 穴窯での灰釉作品の制作が始まる
1965 灰釉作品が注目される
1966 日本陶磁協会賞を受賞
1967 高村光太郎賞を受賞
1969 岩手県遠野に移り、その後作品は毎年変化していく
1970 [曲線彫文]を発表
1971 [彩色]を発表
1974 [陶板展](銀座 黒田陶苑)以後毎年出品
1979 東京東久留米に工房を移す
1983 逝去(享年49歳)


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