魯山人原画の精彩版画

 

 

DNP・大日本印刷株式会社の精彩版画プリモアート「魯山人の世界」シリーズは、鬼才・北大路魯山人の希少な絵画作品を最新のデジタル技術を駆使し再現したものです。
第一弾として販売された「壺にカーネーション」の原画は1940年頃に描かれた水彩画です。
筆を使って花と葉と壺を描き、枝は黒文字(楊枝)で描いた自由な発想をもつ天才・魯山人ならではの作品になっています。
鮮やかな色の花が好きだった魯山人は、好んで赤い花を描きました。この絵も、丸みのある壺に赤いカーネーションを活けた様子を描いています。古い信楽と思われる壺に、あえて洋花の代表格であるカーネーションを組み合わせ、和洋折衷を演出した魯山人の新しい美へのまなざしを感じる作品になっています。
特別な魯山人を日常の暮らしに取り入れ、和洋の区別はなく壁面に飾ることで上質な空間を作りだすことができる一品です。

 

鯉江良二の存在

 

 

林屋晴三氏は「鯉江さんは、存在そのものに価値があるのです」と言われました。
この画像は、数年前のワークショップでの様子です。林屋氏をはじめとする多くの観客を前にして、自由自在に操る轆轤の秘伝を公開する鯉江良二先生。
このようにこうすればこういうものができるんだ。私ができるんだから誰でもできるよ。というスタンスでもって、若い陶芸家に話しかけている。
実際には、鯉江良二のようにはできやしない。50㎝超の柔らかくも凛と屹立した筒を一瞬のように轆轤で形作ることなど至難のわざである。
大仕掛けのイギリス製の蹴り轆轤を使えば良いものができると云われても、日本製電動轆轤に慣れている人が、その轆轤自体を使いこなせるはずがない。
私が感じる鯉江良二の凄いところは、どのようなシチュエーションであっても、常に自分は一番下に居ると思っておられること。それが鯉江の存在の意味だと思います。

 

 

西岡 悠 個展 -黄瀬戸のうつわ‐

 

 

 黒田陶苑での初めての個展は、黄瀬戸や織部の食器で挑みます。

                             西岡 悠

 


 

 

 

 
黄瀬戸茶碗

 


 

西岡 悠  Yu Nishioka

1977   千葉県船橋市生まれ
2011   瀬戸・愛知県立窯業高等技術専門校修了
       陶芸家・鈴木五郎に師事
2014   岐阜県恵那に工房を作り、制作を始める

 

 


 

 

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北大路魯山人展 

 

 

 

このたび黒田陶苑では、北大路魯山人先生の「うつわ」作品を特集して展観いたします。
大正時代末期に、東京赤坂にて料亭「星岡茶寮」を経営を始めた若き魯山人は、それまでにない料理や室礼・自作の食器でもって顧客をもてなし、今で云うところの予約のとれない人気店を作り上げ、星岡茶寮の人気は全国に波及、現代の和食文化の礎を築くことになりました。

魯山人先生はうつわを多く制作し、形状・種類・絵文様などに特徴があり、代表作と呼ばれる作品も多く知られています。

今回は、鬼才・魯山人の「うつわ」のかずかずを展観いたします。
ぜひ、ご高覧くださいますようご案内申し上げます。

なお、毎週月曜日は、定休日のため休廊になります。


 



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