鈴木大弓 個展 -やきものが好き-

 

 

 鈴木大弓さんの作品は、愉しいの一言に尽きる。
何がそう思わせるのかといえば、それは、作者である鈴木さんが、心底からやきものを見ることが好きで、作ることが好きで、ほんとに楽しんで作っているからだ。
いつもニッコリと微笑みながら轆轤に向かっているのではないかと思ってしまうのである。
今回の作品は、李朝風の粉引・刷毛目・白磁に青磁、黒釉そして信楽まで、多種多様の見ても使っても愉しい350点が並びます。
多くのみなさまにご覧いただきたいと願っております。

 

 


 

 


黒釉窯変扁壺

 

 

 

 


青瓷鉢

 

 

 


 


 

鈴木大弓 Hiroyumi Suzuki

1981   宮城県仙台市生まれ
2005  中央大学卒業後、韓国で陶芸修行
2009  帰国し、滋賀県信楽にて作陶開始
2016  工房を三重県伊賀に移す
2017    青磁や白磁なども手掛け始める

 

 

 


 

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山田 大 個展 -葡萄志野-

 

 

 このたび黒田陶苑では、山田大さんの個展を開催いたします。
昨年から手掛けている葡萄色(えびいろ)の志野や唐津、伊賀などの茶碗や酒器、食器を含め約120点の窯出し新作の展示です。ぜひ、ご高覧くださいますようご案内申しあげます。                                  

 

 


 

 


葡萄志野茶碗

 

 

 

 


酒盃 4種

 

 

 


 


 山田 大 Hiroshi yamada

1979 福井県越前町生まれ。
    父は、陶芸家・山田和
2002 大阪芸大卒業後、父に師事
2006 独自の穴窯を築く
2009 第一回個展(銀座 黒田陶苑)
2010 新世代陶芸家展に参加
2014 穴窯を増設
2018 第九回個展(銀座 黒田陶苑)

 

 

 


 

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鯉江良二 引出黒茶碗のこと

 

 

「いろいろなものを見たり、人と話しをしたりし蓄積されたものが、井戸から汲み上げられるように作品になる。しかし、井戸の奥底から汲み上げるためには、自分をクレイジーな状態に追いつめていくしかない。」
戦後の陶芸界の中で、ひときわ異才を放った鯉江良二。
窯業地である愛知県常滑に生まれた鯉江は、幼少の頃より製陶所に出入りしていたことで、陶に携わることを志し、窯業高校を経て常滑市立陶芸研究所に入所。研究員として従事しながら、陶による立体作品を制作するようになった。多数の公募展では受賞歴を重ね、次世代の新星として大きな注目を浴びたのである。陶芸研究所を退所し陶芸家として独立した当時、1960年代の藝術運動の潮流の中で、現代美術に関わりさらに八木一夫らの陶芸運動に触れたことで、陶による創作の可能性を広げてゆくことになった。
1970年代になり鯉江は、「アースワーク」と称し、公園や海岸などでインスタレーションを始める。大地にバーナーで絵を描いたり、自らの顔を型にして地面の土や砂を集めて作った型の顔をひたすら大地に並べてゆくなどのパフォーマンスアートを展開した。その時代の鯉江の代表作として知られている「土に還る」(1971年制作・京都国立近代美術館所蔵)も、顔の型を使った作品である。
1980年代の鯉江は、轆轤を使った花器や食器などを制作し、全国各地で個展を多数開催し、その展覧会数は年間百回を超えるほどの人気を誇っていました。
この作品は、轆轤で作り鉄釉を掛けた作品を高温の窯から引出して水に漬けて急冷させて黒色を出す手法で作られた茶碗です。
鯉江は、茶碗を引き出す際に、1200度を超えて燃焼しているガス窯の扉を大きく開けて取り出すという危険を伴う非常識といえる方法で行っていた。
クレイジーな状況で焼成された茶碗は、陶土や釉薬の表現が多様に変化を見せ、常識的な方法では到達できないとした鯉江の美のコンセプトが凝縮した一品になっています。

 

小出尚永 個展 -備前焼-

 

 

小出さんは、最近またバージョンアップしたようである。
ここ数年の彼の人気ぶりは、私どもも驚くほどで、とにかく良く売れている。「最近いの備前焼には興味が湧かないが、小出さんの作品はぜひ買いたい」という本物志向の方々に後押しされているのである。
五回目となった小出尚永さんの個展の新作は、どれをとっても「焼きもの」の魅力がたっぷりと盛り込まれた、「見て良し使って良し」の愉しめる作品が充実いたしました。初めて小出さんの作品に触れる方にも、絶好の機会になりそうです。                                    

 

 


 

 


備前蕪花入

 

 

 

 


備前徳利 2種

 

 

 


 


 小出尚永 こいでなおえ


1978 兵庫県尼崎市生まれ
1997 陶芸家・原田拾六の弟子になる
2011 独立する
   備前牛窓に工房を建てる
2013 初窯を焚く
2014 初個展をひらく
2018  五回目の個展をひらく

 

 

 


 

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9月の3階展示室の展観につきまして

 

いつも黒田陶苑をご愛顧くださいましてありがとうございます。

9月1日(土)より1週間程度の予定にて、電気・水道等設備の更新を行います。
そのため、3階展示室を工事期間中、閉じさせていただきます。
ご不便をおかけいたしますが、なにとぞご了承くださいますようお願い申しあげます。
早期発売の雑誌等に掲載いたしました展覧会は延期させていただきます。新たな会期につきましては、あらためてお知らせいたします。

 

 

 


 

 


 

 

 

 

 


 

 

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西岡 悠 個展 -黄瀬戸のうつわ-

 

このたび黒田陶苑では、西岡 悠さんの個展を開催いたします。
昨年の第一回個展で大きな評判をいただいた西岡さんの待望の第二回個展。
好評の黄瀬戸は、昨年より格段の上達を見せており、師匠の影響を感じる織部作品も西岡さんの個性が生まれているようです。
普段使いできる黄瀬戸のうつわをはじめ、織部のオブジェまで、新作400点の個展になります。
ぜひ、ご高覧くださいますようご案内申しあげます。

 

 


 

 


黄瀬戸茶碗

 

 

 


 


 

西岡 悠 Yuh Nishioka

1977  千葉県船橋市出身
2011  愛知県立瀬戸窯業高等技術専門学校卒業
    陶芸家・鈴木五郎に師事
2014    岐阜県恵那に工房を作り、制作を始める
2017 第1回個展(銀座 黒田陶苑)

 

 

 


 

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