山田 和 個展 -彩色土偶 Vol.3-


-きのこびと・休みびと・守護神- 山田 和の平成式彩色土偶 Vol.3

このたび黒田陶苑では、志野・瀬戸黒で名を馳せる陶芸家・山田 和氏が、自身のもうひとつの姿と云い、近年、力を注いでいる「彩色土偶」シリーズの新作展を開催いたします。

「休みびと」「きのこびと」「守護神」と名付けられているキャラクターは、手捻りと彩色によって作られる掌に乗るような小さな陶人形。

今回は、山田ひろみさん(鉄・布)と田中恭子さん(ガラス)とのコラボ作品も展示いたします。

黒田陶苑の2階・3階で、山田和ワールドが展開いたします。ぜひ、ご高覧ください。



 

 
彩色土偶 三態








彩色土偶「きのこびと」+グラスドーム







山田 和

 1954 愛知県常滑市生まれ
            陶芸家・山田健吉の長男
           叔父は人間国宝・三代山田常山
1976  大阪芸術大学卒業
            福井県・越前陶芸村に移り、制作開始
2003  銀座 黒田陶苑・初個展
2012  瀬戸くろ茶碗展
            平成式彩色土偶展 Vol.1
2014  平成式彩色土偶展 Vol.2
2015  志野茶碗展







 

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北大路魯山人展 -秋 Part1-

 

このたび黒田陶苑では、北大路魯山人先生の作品を特集して展観いたします。
今回の特集では、秋をテーマにいたしました。
自然美を愛された魯山人先生が作りだした逸品の数々をご高覧いただけましたら幸いに存じます。
数回に分けて展観いたします。

 
北大路魯山人:紅葉図

 


 

 

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大藏達雄 個展 -根来塗-



このたび黒田陶苑では、漆芸家の大藏達雄さんの個展を開催いたします。
根来塗を極める大藏さんは、木地作りから漆塗りまでを一人で一貫して制作し、あえて木材の歪みを活かして楕円の器を作り、また、古材を使うなど、他では見られない自由な作風で人気を博しています。
重厚な迫力のあるお盆や普段使いにできる椀や鉢、古材を使用した一点モノまで、80点あまりの新作個展となります。
ぜひ、ご高覧くださいますようご案内申しあげます。


根来輪花盆 w25.1×h4.3cm

 



大藏さんの「根来」

渡邉妙子 (佐野美術館・館長)

 大藏さんの「根来」には、力がある。
 私は身近に置いて使ってみたくなる。使っていると、ずうっと使い続けたくなる。大藏さんの「根来」の赤は、人の心を引き付けて離さない。赤の色が鮮やかではなく、深みがあるからに違いない。
 大藏さんの「根来」には、素材の強さがある。彼は地上に生きた長い時間を蓄えた木材の力を器に籠めている。大藏さんの「根来」の手斧の跡は、人の心を引き寄せる。決して饒舌ではなく、静かに生きている証を物語っているからに違いない。
 かつての根来寺の「根来」には、使うのを遠慮してそっとしておきたい、痛々しさがある。
 かつての根来寺の赤は、朱色で人の心に和して、静かである。
 かつての根来寺の素地は、軽やかに時の移ろいを受け止めている。
 大藏さんの「根来」は、化学的合成製品の氾濫する時代を乗り越えて、大地の力を未来に伝え続けるに違いない。それは、地球の生命を、創作の力で器に活かしているからである。

 


 


根来瓶子 w19.3×h30.6cm





根来天目台 w15.4×h6.8cm





根来炉縁 





根来炉蓋

 

 


 

大藏達雄 Ohkura Tatsuo

1952 長野県南木曽町生まれ

1972 二代村瀬治兵衛に師事

1982 静岡函南に工房「綱轤」を開設

2016 第14回個展(銀座 黒田陶苑)

 

 


 

 

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加藤唐九郎 灰被花入

 

この作品は、加藤唐九郎先生の伊賀焼の花入で、作名は「灰被花入」とされています。その名が示すとおり、窯の中で降り被った灰がたっぷりとかかり、それが高温の窯内で溶けて流れ、淡緑色に変化して花入の上部を輝かせています。胴から下は、熾きに埋もれ黒色に窯変しています。これ以上ないというような理想的な焼き上がりで見事としかいえません。

桃山時代の伊賀花入の形状は細身が特徴ですが、加藤唐九郎は、でっぷりとした太身の姿で再現しているところが興味深い。

胴部に一段入れ、器体に対して不似合いなほど小さな耳を付けている。首部に箆目を波状に、胴部には直線の箆目が大きく鷹揚・無造作に入れている。高台は、そっけないほどのべた底にしてあり、箆でサインを「一ム才」と刻み込んでいる。
特別な技量を感じない作品ですが、この作品の凄みは、なんと云っても、美しいその焼き上がりである。
加藤唐九郎はこの作品を特に気に入り、箱書きの落款を通常の「唐」に加え、「一無斎」の二つの朱印を押しています。

 

 

加藤唐九郎 Kato Tokuro

1898 愛知県瀬戸市に生まれる
1914 製陶業を始める
1933 随筆「黄瀬戸」を刊行
1934「陶器大辞典」を刊行
1935 名古屋市守山区翠松園に移る
1950 戦後初個展[瀬戸黒茶わん展]開催(銀座 黒田陶苑)
1952 無形文化財有資格者に認定される
1953 [新作陶芸展]開催。初めて黄瀬戸を発表(銀座 黒田陶苑)
1954 桃里会に参加
1955 荒川豊蔵、石黒宗麿らと「日本工芸会」を結成
1960 永仁の壷事件起こる
1961 一無斎の号を得る
1964 [東京オリンピック記念・加藤唐九郎陶芸展]を開催
1969 志野茶碗「鬼ケ島」完成
1972 原色陶器大辞典を刊行
1982 最後の個展[加藤唐九郎の世界展]を開催
1985 逝去(享年87歳)

 

 

小牧鉄平 個展 -鉄絵信楽-

 


鉄絵信楽皿

 


 

 

小牧鉄平  (1971年 茨城県生まれ)

94年京都精華大学卒業後、信楽へ移り、古信楽の大壷に憧れ、中世の穴窯を研究し、再現した古式窯で製作を開始。

今回の個展では、胎土に鉄絵を施し穴窯で焼成した新作を試みています。

[出品作品]
古信楽風壷から信楽鉄彩の酒器・うつわなど200点

 


 

 

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鈴木大弓 個展

 

 

鈴木大弓さん。

1981年に仙台で生まれ、中央大学のサークル「陶芸研究会」で陶芸と出会った彼は、陶器制作にのめり込み、陶芸マニアを自称するほどになってゆく。

学業をそちのけ、美術館や博物館を見て回る名品巡礼・作陶研究三昧の学生生活を送っていた。
就活時期を迎える頃には既に陶芸家を志すことを心に決め、卒業後には、心惹かれていた李朝陶の本場である韓国に渡り陶芸修行をすることに。

韓国・慶州の陶家に住みこみ、およそ2年間みっちりと仕込まれて帰国した鈴木は、縁あって陶都・信楽で暮らすようになる。
日中は窯元に努め夜間に陶芸制作と研究に勤しむという新天地でも陶芸三昧の日々を送ることになった。

その後、2009年に独立自営の機会を得て、ついに陶芸家になった。

3年前から黒田陶苑の常設作家になり、作品が窯出しされ入荷すれば、即完売のご好評をいただいておりまして、このたび初個展としてのお披露目となります。

現在35歳の新進気鋭の新作をぜひご高覧いただきたく存じます。

500点の新作の中から、ひとつでも、あなたのお気持ちに似合ったものがあれば、ぜひお取りあげください。

 


 


粉引ぐい呑/三島枡盃

 

 


 

鈴木大弓 Hiroyumi Suzuki

 


 

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鈴木大弓さんの個展がオープン

 

 

仙台出身で、現在は伊賀で作陶する鈴木大弓さんの個展がオープン。

黒田陶苑では、初めてのご紹介となる初個展です。今回のテーマは李朝風のうつわです。

粉引・刷毛目・鉄絵など、鈴木さんが陶芸修行の地に選んだ、韓国の古の陶器を規範にした食器を中心にした展覧会です。

会場には、650点余りの新作が並びました。
ぜひ、ご高覧ください。

展覧会は、22日(木)まで。なお、月曜日は定休日になります。

 

 


 

 

 

 

 

 



粉引ぐい呑・三島枡盃


 

 

黒田陶苑3階特別展示室では、「桃山時代のやきもの」展を開催いたしております。

 

 

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