英語版を新設いたしました。

 

 

このたび、黒田陶苑ウエブサイトをリニューアルいたしました。

以前よりご要望が多く寄せられていた英語版を新たに設け、美しい画像で現代陶芸の逸品をご紹介してまいります。

引き続き、ご愛顧賜りますようお願いいたします。

 

 


 



KURODA TOUEN is a Japanese ceramic art gallery in Ginza, Tokyo.

 

 


 




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金重陶陽 備前手鉢

 

金重陶陽 備前手鉢のこと

備前焼の中興の祖と呼ばれ、備前焼の人間国宝として昭和の陶芸界に大きな花を添えた金重陶陽。
財界人・茶人にして藝術家の川喜田半泥子と出会ったことにより、やきもの本来の美を知り、さらに北大路魯山人に私淑するようになったことで、人生最大の転機を迎え、陶芸の王道に踏みいれることになった。
その後、備前焼の人間国宝に君臨し、後進の指導に力を注ぎ、近代の備前焼を確立することになりました。

この作品は桃山~江戸時代初頭に作られた古備前を規範にして制作された作品です。鈍重鷹揚な印象が色濃い桃山古備前を、魯山人に念入りに教示・薫陶された現代性と現代感覚をもって作られた、美的緊張感に溢れる洗練された作品に仕上げられている。

あくまで柔らかく優しく作られた三日月の器形に、硬質な印象をうけるエッジのたったまるで鉄板を曲げたようなハンドルが付く。剛柔を一つの作品にうまく融合させて、現代性を表すことに成功しています。
念入りに平滑に仕上げた高台には、鉄鋲のような三つの足が付けられ、「圡」の手印が誇らしげに入れられている。

金重陶陽が、魯山人に出会ったことで、作品が劇的に変化することになった最初期の作品で、その後の陶陽の作風を象徴するような一品です。

 



※  価格等、この作品について詳しい情報をお知りになりたい方は、メールでお願いいたします。
   店頭でのご内覧予約も承りますので、お気軽にお申しつけください。
   【 作品番号 : 553 】


 

金重陶陽 かねしげとうよう  Toyoh Kaneshige

1896 岡山県備前市に生まれる
1910 家業に従事し作陶を始める
1930 古備前を研究し桃山陶の再現を始める
1936 川喜田半泥子との交流が始まる
1939 古備前風の緋襷が完成する
1949 北大路魯山人との交流が始まる
1954 桃里会に参加
1955 荒川豊蔵、加藤唐九郎らと「日本工芸会」を結成
1956 重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される
1960 岡山県文化賞を受賞
1966 紫綬褒章受章
1967 逝去(享年71歳)

 


 ご内覧希望・在庫・価格など、この作品についてのお問い合わせは、メールでお願いいたします。


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瀧川恵美子展、好評開催中

 

 

桃山時代に作られた志野・織部・鼡志野に肉薄する作風で人気の高い瀧川恵美子さんの個展が好評開催中です。

瀧川さんは、身近に使って楽しんでもらいたいと願望し、それをコンセプトに作陶活動を続けています。
実用を目標にした結果、桃山時代のやきものに近づいたという瀧川の作品は、近代の志野焼とは、一線を画します。
堅牢で気品高く、使って楽しめる瀧川さんのうつわをぜひ、お試しいただきたく存じます。

展覧会は、27日(木)午後7時まで。

 


 


鼡志野草文向付



 

 

黒田陶苑3階特別展示室では、「北大路魯山人展」展を開催いたしております。

 

 


 




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小山厚子-木の葉のうつわ展




小山厚子さんが木の葉・葉っぱをモチーフにしたうつわを作り始めたのは、昨年の夏のこと。

2015年6月に京都国立近代美術館で開かれた北大路魯山人の回顧展を見て感動したのがきっかけでした。

魯山人が作るうつわに心惹かれ心酔し、展覧会場に二度も足を運んだという小山さん。
それからというもの、天気の良い日をみつけては、工房近くの森の中に粘土と道具を持ち込み、木々に囲まれ葉っぱを観察しながら作陶することに没頭。そうして作りあげたものが今回の新作の主となりました。

魯山人のようなものあり、魯山人にはできそうにないものもあり。
小山厚子さんらしい、楽しい展覧会になります。ぜひご高覧ください。

 





備前ひだすき木の葉皿






備前灰釉木の葉皿






備前ひだすき大葉皿




 


小山厚子 Koyama Atsuko

1979 岡山県備前市生まれ
2000 父・小山末廣に師事
2003 初窯を焚く
2005 初個展(銀座 黒田陶苑)
    以降、毎年開催

 

 

 


 

 

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三上 亮 茶碗展 -穴窯で焼いた-



このたび、三上 亮先生の茶碗展を開催させていただくことになりました。

今春、東京藝大准教授に就任された三上亮先生は、就任直後から陶芸の原点を探る研究を始められました。

今回の展覧会は、三上先生のご研究課題の一つである「炎」について、ご研究の中間報告・成果の発表会として開催いたします。

三上先生が作り、炎うずまく高火度の穴窯で焼成された茶碗は、本質的であり日本陶芸の近未来を予感させます。

出品点数は限られていますが、ご高覧くださり、陶芸の近未来をシェアいただけましたら幸いに存じます。

 




 
穴窯粉引茶碗






陶芸において古くて新しいテーマが私の中で角度を変えて浮上してきます。

ろくろ挽きの際、土はどこまで柔らかくできるのか?

土と釉、その境目はあるのか?

わずかな薪で窯を焚くには・・・

才能豊かな若い学生と共に歩むであろう出発点となる発表になりそうです。

御高覧の上、ご批評をいただければ幸いです。

                                       三上 亮







三上 亮 Ryo Mikami

1959 北海道札幌市出身
1986 東京藝術大学大学院陶芸専攻科修了
     同大学非常勤助手になる
1998 神奈川県南足柄に自宅兼工房作り、制作を開始
2002 個展(銀座 黒田陶苑) 以降、定期的に開催
2016 東京藝術大学美術学部工芸科准教授に就任

 





 

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瀧川恵美子 個展 -桃山風-

 

このたび、黒田陶苑では瀧川恵美子さんの個展を開催いたします。

桃山時代の志野や織部を忠実に再現し、現代の生活環境で使われることを目標に掲げ作陶している瀧川さん。近年、茶碗などの茶道具にも手を広げています。

今回の新作個展では、うつわを主体に、茶碗などの茶道具、酒器まで多彩な作品の数々を発表いたします。

上質な桃山風でありながら、気軽に身近に愉しめる瀧川さんのうつわにぜひ、触れてみていただきたく存じます。

この機会に、ご来会賜りますようご案内申しあげます。

 




鼡志野向付 w16.3cm






志野鷺文向付 w15.6cm







鳴海織部向付 








鼡志野芦文向付 w15.0cm






鼡志野亀甲文茶碗 w13.5×h8.0cm




 

瀧川恵美子 Takikawa Emiko

 1956 愛知県豊川市生まれ

1977 多治見工業高校専攻科修了

1990 製陶所勤務後、独立。制作を開始

2006 岐阜県土岐市に工房設置

2011 第一回個展(銀座 黒田陶苑) 以降毎年開催

 


 

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伊勢﨑晃一朗 個展

 

このたび黒田陶苑では、伊勢﨑晃一朗さんの新作個展を開催いたします。

伊勢﨑さんは、やきものの未来と備前焼の伝統との融合を目指し試みて、次代を担うべく活躍している陶芸家です。

近年は、海外での個展活動も積極的に行い、作域を広げてもいます。今回の新作は、白土を用いた今までにない作風で展開、世に問います。
ぜひ、ご高覧いただきたくご案内申しあげます。

 





備前黒茶碗





 


伊勢﨑晃一朗

1974 岡山県備前市生まれ
1996 東京造形大学彫刻科卒業
2000 アメリカの陶芸を学んだ後、帰郷
    父・伊勢﨑淳に師事
2003 第1回黒田陶苑個展
2016 第12回個展

 




 

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