このたび黒田陶苑では、愛知・瀬戸を拠点に活動する陶芸家・寺田鉄平さんの個展を開催いたします。
寺田さんは、父上の陶芸家・寺田康雄氏の薫陶をうけた実力派で、愛知・瀬戸と三重・尾鷲の二か所の薪窯を使って作陶しています。
桃山時代に築造され、現在では国指定史跡として永久保存される巨大な登り窯「元屋敷窯」の実物大複製・焼成プロジェクトにも参加するなど、古陶研究にも力を注いでいます。
今回の個展では、織部焼を中心に最近手がけ始めた尾張伝統の御深井焼の新作など多数を展示いたします。
ぜひご高覧くださいますようご案内申しあげます。
織部沓茶碗
織部松皮菱向
寺田鉄平 Teppei Terada
1975 愛知県瀬戸市出身
1998 東京造形大学彫刻科卒業
生家に戻り、父・寺田康雄に師事