中国の明時代末期(17世紀)頃から景徳鎮の民窯で作られた染付磁器は、数多く日本に輸入。高級な輸入品であるそれらのうつわは、富裕層に愛好され茶の湯に取り入れられました。
日本国内で永く愛蔵されたそれらの染付磁器はのちに「古染付」とされ日本文化に根強く馴染む存在になっております。
今回の特別展では、北大路魯山人がかつて所蔵されていた逸品を中心に特別展観いたします。
和の心に寄り添ってきた古染付。その軽妙洒脱で特徴的な図柄文様が描かれたうつわの数々をぜひご高覧いただきたくご案内申し上げます。
中国の明時代末期(17世紀)頃から景徳鎮の民窯で作られた染付磁器は、数多く日本に輸入。高級な輸入品であるそれらのうつわは、富裕層に愛好され茶の湯に取り入れられました。
日本国内で永く愛蔵されたそれらの染付磁器はのちに「古染付」とされ日本文化に根強く馴染む存在になっております。
今回の特別展では、北大路魯山人がかつて所蔵されていた逸品を中心に特別展観いたします。
和の心に寄り添ってきた古染付。その軽妙洒脱で特徴的な図柄文様が描かれたうつわの数々をぜひご高覧いただきたくご案内申し上げます。
このたび黒田陶苑では、若尾 誠さんの個展を開催いたします。
若尾さんは、若いころから粉青瓷を追求し、有名な公募展での受賞を繰り返している逸材です。このたび、新作の「月白瓷」を中心にした展観で、再び世に問いたいと、今回の展観に力を注いでいます。
室町時代から続く陶郷の一等地で、若尾さんは次代を見据えています。
ぜひ、若尾さんの新作をご高覧ください。
月白瓷茶碗
若尾 誠 Wakao Makoto
1959 岐阜県多治見市生まれ
1984 日本伝統工芸展入選
2000 日本工芸会正会員
2009 東海伝統工芸展日本工芸会賞受賞
2011 岐阜県伝統文化継承功績者表彰
2012 美濃陶芸庄六賞茶碗展銅賞受賞
2015 美濃陶芸庄六賞茶碗展奨励賞受賞
現代茶陶展TOKI織部奨励賞受賞
菱田賢治さんの個展がオープン。
数多い常設作家のなかでも、特にお客さまのご期待が大きい菱田さん。
東京芸大から某有名企業に進み、芸術の質実を獲得したうえで、ものをひとつひとつ手で作る仕事を天職にした。その作品は技術高く技巧精緻であるがそれに安住することなく、技術の革新を探っています。
今回は現代的な根来作品も充実し、陶漆の可能性をさらに切り拓いた作品を展開しております。
ぜひ、未体験の和の心をご実感ください。
展覧会は、7月13日(木)まで。なお、月曜日は定休日になります。
金彩陶漆茶碗
今年も東京の一番熱い所で、個展をさせていただくことになりました。
陶に漆を合わせた仕事にさらに踏み込み、漆の強度を増すことに成功し
蒔絵にも力を入れています。日常使いの食器もたくさん作りました。
みなさまにご高覧いただけることを願って、創作に励んでおります。
菱田賢治
金彩竹林図陶漆茶碗
辰砂陶漆茶碗
根来茶箱
根来建水+灰釉削ぎ茶碗
ぐい呑 二種
菱田賢治 Kenji Hishida
1964 神奈川県横須賀生まれ
1989 東京藝術大学美術学部デザイン学科卒業
1991 東京藝術大学大学院修士課程修了・ 株式会社電通入社
2001 尾道大学芸術文化学部准教授就任
2008 静岡県伊豆熱川に工房を作り、制作を始める
2012 第1回黒田陶苑個展(以降、毎年開催)
吉田周平さんの個展がオープン。
大学時代に美術館で岡部嶺男の青瓷作品を初めて見てから、青瓷に深い興味を持ち、自分のライフワークにしようと決めた吉田さん。東北大学理学部から東京藝術大学へ進路を変えるという異例の学歴で、青瓷作品に執心しています。
近未来の現代性を求め、研究に研究を重ねた吉田さんの美しい青瓷をぜひご高覧ください。
展覧会は、7月6日(木)まで。なお、月曜日は定休日になります。
吉田周平 / 青磁大碗