このたび黒田陶苑では、加藤清和氏の新作個展を開催いたします。
加藤氏の代名詞にもなっている藍彩は、轆轤でもって丹精される造形美とあいまって、見るものの心の奥底にまで響く美しさを誇ります。
大胆に掛け流されたように見える釉の縦横無尽は、実は計算しつくされた繊細な作業の積み重ねで現れ、作者の執念と頭脳の明晰がなせる業であります。
今回の新作個展では、藍彩・三彩貼花を中心に新しい試みも追加され花器から酒器まで、幅広く展開いたします。
ぜひ、この機会にご高覧賜りますようご案内申しあげます。
藍彩貼花文壺
加藤清和 Kato Kiyokazu
1970 京都市東山区出身
1990 京都府陶工高等技術専門校卒業
2006 第1回黒田陶苑個展(以降毎年)
2013 日本陶芸展最高賞グランプリ受賞
2016 日本伝統工芸展 奨励賞受賞