このたび黒田陶苑では有本空玄展を開催いたします。
広島で作陶する有本さんは、志野焼の現代性を追い求めている作家です。
美濃焼作家のもとで教えを乞い、原料を取り扱う業者のもとに通いつめ、広島に拠点を置きつつ、志野焼の未来を探求しています。
今回の展観では、新作の薄紅色を呈した志野焼を中心に最新作の展観になります。
茶碗・うつわ・酒器・花器など80点の新作を展観いたします。
ぜひ、ご高覧いただきたくご案内させていただきます。
志野長皿 ｗ31.1×ｄ13.1×ｈ4.3㎝
志野ぐい呑 + 灰釉ぐい呑
有本空玄 Kugen Arimoto
1963 広島県広島市生まれ
1992 志野焼制作を志す
1995 広島・二ヶ条山麓にて制作開始
1997 公募展などに出品を始める
2000 広島にて初個展
2008 黒田陶苑・初個展
2014 日本橋三越・個展
2018 第11回黒田陶苑・個展
このたび黒田陶苑では武末日臣展を開催させていただきます。
長崎の對馬に生まれ育ち、古陶磁趣味が高じて、陶芸家になった武末さんは、朝鮮半島に近いという地の利から、たびたび韓国を訪れては、古窯址を巡り研究を重ねています。
8回目の開催になる今展では、ますます充実した作風の李朝風のやきものを発表いたします。
井戸や粉引の作調で、うつわ・酒器・花器など80点の新作を展観いたします。
ぜひ、ご高覧いただきたくご案内させていただきます。
粉引四方花瓶 ｈ21.5㎝
井戸酒杯+井戸徳利
武末日臣 Takesue Hiomi
1955 長崎県上対馬町生まれ
1989 韓国で古窯調査を始める
1994 對馬に工房を作り、制作を開始
1996 個展での作品発表を始める
2018 第8回 黒田陶苑 個展
このたび黒田陶苑では山口真人個展を開催させていただきます。
人気を誇る琳派織部にさらに磨きをかけ、ユニークな文様を多彩にとりいれた最新作をお披露目いたします。織部の色合いも深みを増した上質な仕上がりになりました。
黄瀬戸や灰釉など含めて約500点の展示です。
山口さんの新作をぜひ、ご高覧いただきたくご案内いたします。
琳派織部茶碗
織部注器
山口真人 Makoto Yamaguchi
1978 愛知県瀬戸市出身
江戸時代末から続く瀬戸の
窯元・西山窯の六代目当主
2013 第一回黒田陶苑個展（以降、毎年開催）
いつも元気な鈴木さんは、今年の春も威勢の良い姿を銀座で見せてくれます。
アクセル全開フルスロットルを旗印に、紫志野に想いを込め、陶に挑みます。焼いて焼いて焼き切らないと生まれない紫志野の美は、そうした鈴木さんの姿そのものだと
思います。
ぜひ、ご高覧いただきたくご案内申しあげます。
黒田佳雄
紫志野茶碗
同作品（上から拝見）
鈴木伸治 Shinji Suzuki
1976 岐阜県岐阜市生まれ
2000 多治見市陶磁器意匠研究所卒業
2001 多治見市に工房を作り、制作を始める
2007 第一回個展（黒田陶苑）
神話の世界をテーマにした小林佐和子さんの個展がオープン。
誰よりも早く新作を見たいとされるお客さまが、朝早くから並びました。
このたびの新作は、色彩が華やかにバージョンアップされ、魔法のような技法はさらに磨きがかけられて、もはや追随を許さぬほどの出来栄えです。
小皿などの小品から超大作まで、ぜひ、ご高覧いただきたく存じます。
練上積層彩色陶 「鳳凰」
備前焼で主にうつわを作り続けている渡辺聡さんの個展の初日を迎えました。
渡辺さんは毎年、新しいデザインで新作を発表し続けている備前焼作家の中では異色な陶芸家です。一般的な轆轤成形に加えた、型を巧みに用いたエッジを効かせたうつわに定評があります。
今回は、作家自らがテーマとした「酒杯」が200点近く会場に並んでいます。
ぜひ、ご高覧いただきたく存じます。
用途もいろいろ、さまざまな形をした備前杯たち
このたび黒田陶苑では、小林佐和子さんの新作個展を開催いたします。
複雑な陶芸技法を駆使して作り出す小林さんの作品は、ユニークで、そしてストーリーに満ちています。
今回の個展では、神話の世界をテーマに展開しています。ユーモアの中に隠された超絶技巧も必見でございます。ぜひご高覧ください。
鳳凰
面付置物-龍神-
練上彩層壺 -麒麟と四神-
小林佐和子 Sawako Kobayashi
1984 神奈川県藤沢市生まれ
2009 東京藝術大学工芸科陶芸専攻卒業
2011 東京藝大大学院 修士課程陶芸専攻修了
2014 同大学院 博士後期課程修了
2015 個展（銀座 黒田陶苑）
