音を楽しむように、陶を楽しみたい

 

30年以上前のこと。
「陶芸とは、あなたにとって何ですか?」というクエスチョンを美術関係雑誌の編集者・M氏から問われた。
その時に答えたアンサーは「音を楽しむように、陶を楽しみたいです」と。
音楽好きだった当時20歳代のいかにも若気の至りのようなことを答えていました。
誌面に反映されなかったけれども、25歳の小生は「陶に親しみを感じていただき、鼻歌を歌うようにやきものを愉しんでください。」と続けて答えた。
今年2017年、30年前の25歳の私が「曜変天目」の酒盃をこのように手にすることなど想像することもできませんでした。
曜変天目茶碗は悠久の大宇宙を掌にする大いなる愉しみがありますが、曜変天目酒盃はふと夜空を見上げるように掌に星を浮かべることができる。
今回の新作酒盃10点は、やきものを真に愛する方々への桶谷寧さんからのプレゼントだと思う。ご自分のものにするかどうかは別として、その曜変天目酒盃を手に持つ、有史以来かつて誰も経験したことのない世界最高の瞬間をお試しください。
鼻歌で何を奏でようか、考える必要もなくウフフと鼻息が漏れる。

 

「美の巨人たち」に桶谷 寧さんが出演されます

 

 

今夜放送のテレビの美術番組 「美の巨人たち」 に曜変天目の第一人者・桶谷 寧氏が登場いたします。


[放送日時]

美の巨人たち -曜変天目茶碗-

TV TOKYO : 10月21日(土)午後10時~10時30分

BS JAPAN : 11月 8日(水)午後11時~11時30分

 

 


 

 



 

 

 

 


 

 

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山田 和 志野茶わん展 会期延長のお知らせ 

 

 

現在開催中の山田 和さんの個展は、好評につき、会期を延長し、19日(木)までとさせていただきます。
なお、開催を予定しておりました陶芸秀作展は、延期させていただきます。
詳しい会期日程につきましては、あらためてお知らせいたします。

山田 和 志野茶わん展は、19日(木)まで。なお、月曜日は定休日になります。

 

 


 

 


山田 和  志野茶碗

 

 

 

 


 

 

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師は唐九郎


山田 和 志野茶碗(2017年新作)

 

 

2012年に開催した「山田 和-瀬戸黒茶わん展」から早5年。
昔々、1950(昭和25)年に私どもの店で行った「加藤唐九郎-瀬戸黒茶わん展」は、戦後初の個展開催として陶芸史の一行に記され、それは戦後復興を意味しているものでもありました。
東日本大震災の翌年に開催しました「山田 和-瀬戸黒茶わん展」は、早期の震災復興を願い、陶芸史に残る由緒ある展覧会の名称に因んであえて名付けたものでした。
ご承知のとおり、山田 和氏にとって昭和の名匠・加藤唐九郎は師であり、唐九郎の晩年に側近した数少ない人物のうちの一人です。当時まだ若かった山田 和は師から、行儀作法に始まって、茶碗の見方・作り方、美の本質・芸術論に至るまでを教え込まれたという貴重な経験をもちます。
師とともに過ごされた濃密な時間が熟成して、現在の作品となって表れていると思うのは、私だけではないはずです。
このたびの展覧会は、前回の「茶わん展」の続きとして名称を引き継ぎ「山田 和-志野茶わん展」といたしました。「瀬戸黒」もそうでしたが、今回の「志野」は、「今までに見たことがないような作品」が多く含まれています。
伝統を探りつつ新しきを求め、歩みを止めることのない山田 和の陶芸。
それは、師から授かった教えの実践にほかなりません。

 

 


山田 和  瀬戸黒茶碗

山田 和 志野茶わん展がオープン

 

 

山田 和さんの個展が始まりました。

山田和さんは、戦後を代表する陶芸巨匠の薫陶を受け、そのスピリットを芯にさらに現代性を積極的に取り入れた作陶活動を続けています。
今回の展覧会では、新作の志野茶碗を発表いたします。
ぜひこの機会にご高覧くださいますようご案内申し上げます。

展覧会は、12日(木)まで。なお、月曜日は定休日になります。

 

 


 

 


山田 和  炎舞志野茶碗

 

 

 

 


 

 

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SUGATA -Figure-

 

 

 

このたび黒田陶苑では、秋の特別展といたしまして、「SUGATA] 展を開催いたします。

古代より人の姿は、土・石・木や金属などで形作られ、偶像として象徴として、憧れや崇拝、信

仰のものとして、身近に飾られてきました。

今回の展覧会では、近代の作家たちが作り上げた作品を集め展観いたします。

さまざまな素材・技法で作られた人の姿をご高覧いただきたくご案内申しあげます。

                                        黒田佳雄

 

 

「出品作家」

石黒宗麿  隠崎隆一  鹿児島壽藏  鯉江良二  辻 晉堂  平櫛田中  籔内佐斗司                                                                                                     
                                                                                                                  他

 

 

 


 

 

 


鹿児島壽藏  「明日香乃風」 陶胎染色和紙金砂子装

 


 

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民藝巨匠-濱田庄司と河井寛次郎展 

 

 

 

このたび黒田陶苑では、濱田庄司と河井寛次郎の作品を特集して展観いたします。

戦前の民芸運動を主導した二人の巨匠。戦後は個性豊かな作品を展開いたしました。

 今展では、巨匠二人の戦後の作品に注目した展観になります。

 ぜひ、ご高覧くださいますようご案内申し上げます。

なお、毎週月曜日は、定休日のため休廊になります。

 

 

 


 

 

 

 


河井寛次郎 鉄薬赤青碗

 



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